今更ながら「ハウス・オブ・グッチ」
どーも。ファッションクリエイターの福元です。
ずーっと見たかったけどタイミングが合わなくて見れていなかった「ハウス・オブ・グッチ」を、先日やっと見に行く事ができました!
今日はその感想をお話ししていこうと思うんですが。
何と言っても「グッチ一族のお家騒動」がメインテーマの映画なので、以前お話しした「グッチの歴史」の続きのような感じでもあります。
「GUCCI」というブランドは、創業当初はグッチ一族のファミリー経営だったんですけど、1990年代には後継者争いが勃発しまして。
最後には殺人事件にまで発展。
その辺りのスキャンダラスなお家騒動を描いたのが、「ハウス・オブ・グッチ」です。
「有名ブランド一族の間でホントにこんな事あったの??」っていうくらいストーリーが面白いので、ファッションに興味がない人でも楽しめる映画なんですけど。
やっぱり個人的に気になったのはガガ様の衣装ですね。
レディー・ガガ演じる「パトリツィア(グッチの3代目・マウリツィオ・グッチの妻)」は、実は当時グッチをほとんど着ていなかっらしく。
「イヴサンローラン」や「ディオール」を好んで着ていたみたいで。
映画を観た後に知ったんですけど、実際に劇中でイヴサンローランのドレスを着用したシーンもあったんですって!
個人的に強く印象に残ったのは、パトリツィアとマウリツィオが出会うシーンでガガが着用していた赤いドレス。
胸元がガッツリ空いたセクシーでゴージャスなドレスが、ガガにとても良く似合っていて。
結構序盤のシーンだったんですけど、しっかりと心を掴まれました。笑
この衣装は、リドリー監督からの「イタリアの女優兼フォトジャーナリストのジーナ・ロロブリジータのように見えるようにしたい」との希望に沿って、1から製作したものだそう。
他にも、グッチの過去のアーカイブを着用していたりと、この映画の衣装に対する強い拘りを感じました。
衣装に関して素晴らしかったのはもちろんなんですけど、ストーリーも本当に面白くて、上映時間が3時間近くある映画なんですけど、長さは全く感じないくらいに物語に夢中になってしまいました。
「GUCCI」と言えば誰もが知っている世界的なブランドで、煌びやかなイメージがあると思いますが。
その裏で起こっていた泥沼の後継者争いや、3代目経営者が殺害されるというスキャンダラスな事件は、その落差を感じて切なくもあります。
日本的な言い方をすると「諸行無常」というんですかね。
そこから「トムフォード」を経て、現クリエイティブディレクターの「アレッサンドロ・ミケーレ」が見事に復活させた「GUCCI」のこれからも楽しみですね!
ぶっちゃけサスペンス映画としても十分楽しめると思うので。笑
まだ観ていない方は、上演終了する前に観に行ってみて欲しいな♡
本当にオススメです!
以上、今更だけど「ハウス・オブ・グッチ」を観に行って来たよーっていうお話でしたー!
では、またねー!
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