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読書メモ The Joy of Living 11

Part Two: The Path - Chapter 11 - Next Steps: Resting on Objects

心をリラックスさせるために感覚を利用する方法がある。人間には五感を心が知る6つ目の感覚がある。人の心の中にいる猿を静かにさせる方法として、一つの感覚に注意を集中する方法がある。対象物を利用した瞑想では感覚を利用して心を静かにする。

肉体的感覚:瞑想中に身体の一部に意識を集中するボディスキャンをするなど。
痛みなど特定の感覚を避けようとしたり、心配して気にするとそれは増幅する。その感覚をただ見つめることができれば、少し耐えやすくなる。これは感覚を避けようとしたり受け入れたりするより、観察する方が興味深く、そちらに心が傾くからだろう。楽しい感覚についても同じで、それを長引かせようとするより、一つの経験の表れとして観察する。鍛錬を始めた頃には著者は心の無限の可能性を見出すために感覚を使い、肉体的な限界により制限されているといった感覚を増幅させないようにした。痛みは客観的に観察し、結果には拘らないのが良い。
肉体的感覚を観察する訓練は瞑想中でも日常生活の中でもでき、すぐに明るさと広がりを実感することができる。

視覚:ものの色や形に注意を向けて心を休める。そしてまた自分の意識に戻って心を休める。これを繰り返すことで、私たちが認識するのは心が再構成したものだと分かる。見られているものと心に違いはないということだ。

聴覚:視覚を利用した瞑想と似ている。瞑想中に、音に意識を向け、また自分の意識に戻ることを繰り返して心を休める。

嗅覚:お香など

味覚:味覚に集中することは、1日に何度もできるので実践的。

その他:呼吸に意識を集中する。人前でも誰も気づかないので便利。

マントラ:OM AH HUNGとマントラを唱える。OMは経験のはっきりとした側面、AHは空、HUNGははっきりとした現象と本質的に空な現象の本質の融合。3分くらい最初は口頭、次は心の中で唱えてその後ただ心を休めることを繰返す。心の自由を感じることができるようになる。

しかし私たちは自由に慣れておらず、それを快く感じない。私たちは鎖に慣れすぎている。慣れている感覚から自由への移行を助けるため、思考と感情に直接働きかける訓練もある。

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