#5 行動を変えるデザイン by Stephen Wendel
THE GUILDの深津さんがおすすめしていた本を読んだ。
プロダクトの効果を最大化するにはどうすれば良いか、という話。
副読本としてのnote
この本の面白かったのが、副読本として訳者の方々が解説noteを書いていたこと。
本の構成に沿って書かれているので、まずnoteで概要をつかんでから本を読むようにした。
460ページもあるので、ざっくりした構成を頭に入れながらでないととても読みきれなかっただろう。
本では抽象的なレイヤーの話と具体的な戦略の話、実際の事例などが同じレベルで並んで見えてしまう。初見でそれらを切り分けながら読むのは難しい。
noteでは大まかな概念(抽象的なレイヤー)の話をしてくれているので、まずはそこをつかんだ上で適宜読み込んだり読み飛ばしたりの判断ができた。
読む前、読んでいる途中、そして読み終わった後も、本書の成果を咀嚼できるための、副読コンテンツを用意し、読書体験に伴走したい、と考えています。もし、かなうなら「ついつい」本書を読みたくなる、そんなものにできれば、と思っています。
1本目の記事にある通り、見事最後まで伴走してもらえた。本しかなければきっと最初の数章で挫折していた。
このnoteも「行動を変えるデザイン」の一環か。面白いなあ。
※ というわけでnoteと本を並行して読むことを強くおすすめします。
実践してみたい
軽く数字を見たり、ペルソナを作ったり、A/Bテストをしたりは何度か経験してきた。でもしっくり来ていないのは、自分の強い意志でやったわけではないからだと思う。
目的意識やモチベーションが無かったり受け身だったりすると、どうしても思考も学びも浅くなる。
関わっていたプロダクトはステークホルダーがあまりに多く、自分たちで制御できる部分が少なすぎたことも一因ではある気がする…
産休を終えて改めてプロダクトに関わるときには、ここにある概念や手法を意識しながら仕事をしたいなあ。
気になったところメモ
・ユーザーの行動を変えるプロセスは理解 → 探索 → デザイン → 改善
・CREATEアクションファネル
Cue(あっ)
Reaction(やりたいなあ)
Evaluation(やったらいいことあるかなあ)
Ability(やれそうだなあ)
Timing(今やりたいなあ)
行動!
・行動を変えるには「習慣化」もしくはプロダクトによる「肩代わり」
・プロダクトが目指す「ゴール」= 誰の、どんな行動で、何を実現したいのか
・行動を促す文脈をつくり出す(ユーザー/環境/行動)
・成果と行動を表す指標を測る = 何を、どのように、どのくらいの期間で測るか
・なぜ効果を測るのか
経営管理部門と共有する
チームと共有する
世の中と共有する
さらに効果を高める
何が効果を妨げているのかを学ぶ
議論に終止符を打つ
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