家族のかたち
今日のお昼のニュースを見ていたら、
市川海老蔵さんが市川團十郎を襲名すると
いうニュースがどこのチャンネルでも
流れていました。
中には、特集を組んで、パネルを使ってまで
詳しく説明している番組も。
一連の説明が終わり、最後に
コメンテーターの皆さんに話が振られた時
私はすごく違和感を感じました。
『海老蔵さんは、再婚なさるんですかね?』
なんでこの質問が出てくるんだろう、と
思いました。確かに会見は、
息子の勧玄くんと一緒でしたが、
市川團十郎の襲名と再婚とは全くの別問題。
そして、それに続く会話も私は何故?と
思いました。
『それはきちんと地固めしてから、
発表なさると思います』
『お子さんも小さいしね』
『海老蔵さんだけでは、
色々と大変でしょう』
海老蔵さんが再婚するかどうかは、
海老蔵さんとご家族の問題であって
こちらが外から見て大変そうとか、
母親はいた方がいいとかいう理由で
とやかくいう問題ではないと思いました。
それに、何故みんな、そんなに「再婚」と
いう形にこだわるのでしょうか。
私は海老蔵さんや、歌舞伎の世界を
よく知っているわけではありません。
もしかすると、母親、妻としての役割を
果たす女性がとても重視される世界なのかも
しれません。
でも、再婚以外には何も道は
ないのでしょうか?
海老蔵さんは、シングルファーザーとして
子育てと仕事を両立なさっています。
とてもお忙しいだろうに、すごいなと
思います。
海老蔵さんには、このまま
シングルファーザーとして子育てを続ける
という選択肢もあるのではないかと
私は思います。
コメンテーターの人達は再婚ばかり話題にし、他の選択肢を全く考えていないように
思いました。
『シングルファーザーとして、
歌舞伎の世界で活躍するには、
こんなサポートがあったらいいよね』
『お子さんも、それなら安心できるよね』
歌舞伎の世界を熟知した人がスタジオにいるなら、違う選択肢を検討してみる会話があってもいいのでは?と思いました。
もっと、シングルファーザーとして頑張る
海老蔵さんを応援するような、そんな会話は
出来ないのでしょうか。
父、母、子供。
これだけが家族の絶対の形ではないと
思います。
ここにいろんな親戚が入ってきたり、逆に
誰かがいない場合もあります。
もしくは、同じ役割の人が
2人いる場合もあります。
でも、それはそれで、
その家庭の家族の形なんです。
家族って、とっても多様性のあるもの
なんだと、私は思います。
その多様性をもっと社会が認めても
いいのではないでしょうか。
私は海老蔵さんやご家族をみていると
とても素敵な家族だな、と思うんです。
心があったかくなるような雰囲気が
伝わってきます。
真央さんを亡くされて、大変なことも
多くあるだろうけど、その中でも
お互いを思い合うあたたかさのある
素敵なご家族だな、と。
海老蔵さんはとても忙しい中でも、ご家族を
大切になさっているからこそ
そんな雰囲気があるんだろうな、と
思います。
こんなnoteを書いている時点で、
私も人の家庭についてとやかくいう迷惑な人かもしれませんが、なんだかモヤモヤした
ままは嫌だなと思って、
noteを書いてみました。
もっと多様な家族の形をみんなで認め合い、
助け合っていければいいのになと思います。
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