言葉の力を信じたいから

定期的にくる、なんで私って文章を書いているんだろう期。

今まではそもそも文章って好きで書いてるのかすら怪しかったのだけど、今ではもう好きとか嫌いではなく、私の日常の一部になっている感が強い。

だってもう、110日間書き続けているから。もう少しで3分の1、ちょっと手を伸ばせば1年の半分書き続けられる所まできた。

でも、いくら「noteを書く」ことが、自分の生活に当たり前になっても「私が文章を書く理由」については明確な答えが出ない。

どうして他の表現では無く、「書く」ことを選んでいるのか。

私だけに限らず、この世界には表現するための選択肢がたくさんある。思い立てば、洋裁だって、ダンスだって、楽器だってできるだろう。

私も実際に、色々な表現に興味を持ってきたし、そのものにしかできない表現に心を奪われもした。

じゃあ、どうして他のものを選んでいないか。

そんな問いに答えは出なかった。実際はどれも中途半端なくらいには選んで、手を出しているけれど、文章ほど毎日書き続けていないし、目標を持って？続けてはいない。

他の表現を押し退けてまで、文章を書くことの意味は正直、わからない、というか私の中で答えは出ていない。

別になんとしても、文章だけに絞ったり、こだわる必要もないのだけど。

それでも今は、文章を書くことに落ち着いている。書き続けられているという事実だけがある。

でも、ひとつ思い出されるのは、文章を通して思いが伝わった瞬間。私はこのために文章を書いたんだと思えた、あの心が震える感覚。どこに叫べばいいのかわからないほどの感動を知ってしまった記憶。

そんなうっすらとした記憶の、大きくて小さい体験が、きっと私の心を虜にしてしまったのかもしれない。

どうして文章を書いているのか。そんな質問、すぐには答えられないし、１つでもないと思う。

もしかしたら、将来、他のことが好きになったら、文章を書くのを諦めてしまうかもしれない。

ただ今、私が書き続けられているのは、「人と人が通じ合える言葉の力を信じたいから」かもしれない。

人に本心を押し込めてきた私が、初めて本音を書けたこの場所で、言葉を通して人と通じ合いたい。そう思っているのかもしれない。

きっと、何度も自分に問い続けることになるんだろうな。その度に、新しい考えと、ほんの一瞬の最高の思い出を自分なりに編みながら、少しずつ導いていくことになるはず。

みなさんは、どうして文章を書いていますか？