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2023読書紹介 |#1 ジェーン・エア
こんにちは!Ayaです🐧
ずいぶんご無沙汰してました。ずっと書きたい気持ちはあったのですが、放置してました。ようやく少し落ち着いたので、最近読了した本について紹介します。
今回読んだのは、シャーロット・ブロンテの「ジェーン・エア」です。以前、彼女の姉妹のエミリー・ブロンテが書いた「嵐が丘」を読んで以来、気になっていた作品でした。ようやく春休みの時間を使って読み切りました。
それでは早速いってみましょう!
ジェーン・エアってどんな話?
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この本のタイトルだけ聞いても、何の話かさっぱりわかりませんよね。この本のタイトルは、この物語の主人公の名前となっているのです。つまり、この物語は彼女の伝記みたいなものだと推測されます。確かに、彼女が自身の生涯を読者に語りかけるような形で物語は進んでいきます。
さて早速物語のあらすじを紹介します。
孤児であるジェーン・エアは、不幸な少女時代をリード夫人とその子どもたちの元で過ごします。ジェーンはリード氏の姪に当たるが、リード氏が死去して以降は、全く血のつながらない夫人のもとで養育されているのです。夫人と子供たちはジェーンに対して冷たく接します。ジェーンは9歳になると、寄宿学校ローウッド学校に送られ、リード夫人のもとを去ります。寄宿学校は劣悪な環境でしたが、チフスの流行がもとで改善され、その後生徒として6年間優秀な成績を収めたジェーンは、引き続きローウッドで教師として2年間を過ごします。
それから、ジェーンは自由を求め、ローウッドを去り、ソーンフィールドで家庭教師として雇われます。そこの主人がロチェスター氏。彼はジェーンより20歳ほど年上の中年男性でした。
次第にジェーンとロチェスターは惹かれあうようになります。そして結婚式を迎え、彼らの恋は順風満帆のようでした。
しかし、事件は起こります。ロチェスターには、妻がいたのです。しかも、屋敷の屋根裏に彼女は閉じ込められていました。ロチェスターには、精神病を患っている、夫人バーサ・メイスンがいたのです。
それでもなお、ロチェスターはジェーンを求めますが、ジェーンは拒絶し、ソーンフィールドを去ります。
ジェーンが瀕死の状態のところを牧師であるセント・ジョンとその妹たちのダイアナとメアリーに助けられ、彼らのもとで過ごすようになります。
さらに、ジョンたちがジェーンのいとこであることが判明するのです。
さらにさらに、父方の叔父が亡くなった知らせを受けてからジェーンが多額の遺産を引き継ぎます。
それから、ジョンは宣教師としてインドに行くことを決意します。ジョンはジェーンの性質を理解し、妻としてともにインドに行くことを提案します。
ジェーンはジョンの提案に悩みます。彼はジェーンを愛していないし、ジェーンもまた彼を愛していない。妻としてではなく、妹としてなら、インドに行ってもいいとジョンに伝えますが、ジョンはかたくなに妻としてではないと連れていくことができないと伝えます。
ジェーンが悩んでいると、突然ロチェスターの幻聴を聞きました。ジェーンはいてもたってもいられなくなり、ソーンフィールドに向かっていきました。
ソーンフィールドに着いて彼女が目にしたのは、焼け落ちた館でした。バーサが火をつけて屋敷は全焼、バーサは亡くなり、ロチェスターは盲目の身となっていました。
ジェーンはロチェスターと再会し、彼と一緒になることを誓います。
以上が物語のあらすじです。次にこの物語の登場人物を紹介します。
ジェーン・エアの登場人物
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ジェーン・エア
物語の主人公。美人ではないが強い意志を持っている。叔母のもとで育てられる。その後、ロチェスタ-家で家庭教師の職に就く。
エドワード・ロチェスター
屋敷の当主。さほどイケメンではない。ジェーンとは20歳ほど離れているが、ジェーンを愛するようになる。精神病を患っている妻を屋根裏部屋に隠している。
リード
ジェーンの叔母。夫の頼みでジェーンを育てる。ジェーンのことを虐待していた。
ヘレン
ジェーンがローウッドに通っていた時にできた友人。肺炎で亡くなってしまう。
アデール
ジェーンが家庭教師をしていた生徒。実はフランス人娼婦の娘だが、ロチェスター氏が父親代わりとなって引き取った。
セント・ジョン・エア・リバース
屋敷を出て放浪していたジェーンを助ける。後にジェーンの従兄であることが発覚。牧師をしていて、宣教師のためインドに行くのにジェーンを誘い、プロポーズする。
物語の見所は?
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ジェーンの性格
美しく従順な主人公が多いなか、ジェーンは頑固で真面目、そして自分の意見をはっきりと言う女性です。ロチェスター氏が美しいお召し物をあげると言っても拒み続け、虚栄心は全くありません。このような主人公は今まで見たことがありませんでした。むしろジェーンはそのような自分の芯を持っている女性だったため、彼女に好感をもてます。
ロチェスターの妻、バーサの存在
ジェーンはロチェスターのプロポーズと受け入れ、妻となることを決意したわけですが、実はロチェスターは既婚者だったことが明かされます。彼の妻、バーサは精神に異常をきたしており、幽閉されていたのでした。夜聞こえる不気味な声はバーサのものでした。バーサの存在を知ったジェーンは出ていきますが、最終的に火事でバーサは亡くなり、障壁がなくなったジェーンとロチェスターは結ばれます。ジェーンから見れば、シンデレラストーリーですが、バーサの視点から見れば不幸としか言いようがありません。
バーサの視点から見た小説、「サルガッソーの広い海」という物語もあるみたいなのでぜひ読んでみたいと思います。
まとめ
以上がジェーン・エアの紹介でした。この物語を読むことでジェーンの生き方にと感銘を受けた同時に、ロチェスターの妻バーサの境遇にも想いを馳せ、ポストコロニアリズム的観点から物語を読み解きたいと感じました。
皆さんもぜひ読んでみてください!
またすごく久しぶりの更新となってしまいました。今後とも本を読んだだけでなく、文章としてアウトプットし、まだ読んだことない人にも本の魅力を伝えていきたいと思っています。また更新しますのでよろしくお願いします。
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