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管楽器奏者へ送る 息つぎのコツ

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楽器を吹くときって
たくさん息使いますよね。

たくさん息を吸いたいのに
なんだか身体にあまり入ってこない気がする

そんな場合はもしかすると
無意識にたくさん息を吸っているようなフリをしちゃっているのかもしれませんよ…

■ブレス(息つぎ)で肩が上下していませんか?

何事も適度が大事

息をたくさん吸い込もうとしたとき
ぐぐぐ~っと肩が上がっちゃうと
いっぱい吸えていそうな雰囲気は出ますが
実際のところ逆効果な可能性が大です。

これは息を吸うことで連動した動きではなくて
無意識に自分で力を入れちゃっている可能性が強く
さらにこれがたくさん吸うことを妨害しているという悲劇…だったりします

■身体の中に”フクロ”を感じてみる

なかなか見ることはないから想像するしかない…

ご存じの通り
空気を吸い込むと肺に入ります(ダジャレみたいな語感w)

実際には見たことないので
ここでは胸の中に大きなゴム風船が設置されてるんだ
と想像してみます。

・身体の中の風船を膨らます

風船膨らますのは不得意な私…

息を吸い込む、という動作は
風船を膨らます動作に置き換えると
今まさにふー!っと風船に空気を送り込んで膨らませているところです。

風船に空気が入ると大きくなりますよね

肺も同じで
空気が入ると膨らんで大きくなります。
身体の内側が膨らんだので
それに連動して、私たちの目にも胸が上下しているように見えます。

・”フクロ”を立体で捉える

身体は立体的だよ!

風船を膨らませるとどのように大きくなっていきますか?

個体差はありますが
だいたい四方八方に膨らんでいきますよね

これは私の体感ではありますが
息を深く吸う(たくさん空気を取り込む)とき
身体は上下に動くというよりは
むしろ前後方向に膨らんでいく感覚があります。

レッスンなどをしていると
息の入る場所を2D的にイメージしている人が多いのかもな?
と思うことが多々あります。

もっと3D(立体的)にイメージしてみると
今以上にたくさん格納できることに気づけるかもなので
ぜひ試してみてください◎

■吸い方のコツ

空気の特性を使ってみる

つらつらとイメージの話をしてきましたが
それで吸えるようになればみんな困ってないよ!ですよね(苦笑)

なので
いくつかアイディアを書いていきます。

実験)湯船につかりながらブレスをしてみよう

空気は目に見えないからわかりにくいし伝わりにくい!
では体感してみましょう◎

<実験手順>
①湯船に肩まで浸かる
②肺が立体的に膨らむように息をたくさん吸い込む

お風呂でも練習できちゃうね♪

実際にやってみるとわかると思いますが
息が入ると胸のあたりがふっと浮く感覚があります。
この浮く感覚を目安により浮く力が強くなるように息を吸う練習をします

ポイント①:吸う前に吐ききっておく

これは水泳の息つぎと似ているところがあるのですが
限界まで息を止めたとき
次に吸う瞬間の吸引力ってすごくないですか?

あの無意識の力を借りるのです。

そのためには吐く力にも工夫が必要になりますが
吸った息を次に吸うタイミングまでに使い切るように
送り出す力のコントロールができると
音を苦しい印象にさせずに
よりたくさん空気を取り込むことができます。

ポイント②:身体の下の方に溜め込むイメージ

さっきイメージした胸にある”フクロ”の
より下の部分を膨らめていく
このイメージで吸い込むとより立体的に捉えられる感じがします(当社比)

その時に
肩が上下しないように地面方向へ下向きの力をぐーっとかけてあげると
より下の方に空気が入っていく感覚がします。

この下向きの重心をうまくかけるには
足をぴったりと閉じているよりも
肩幅くらいに開いてる時の方が力が入りやすいです。

■まとめ

楽器を吹くときってどうしても息を送り出す方に注目しがちですが
実は吸う方も超重要です。
音の材料は息なので
材料なくしてお料理はできないのです。

楽器の演奏って
目に見えない部分の説明が多くて
伝える側も聴く側も難しいですよね~

次回(1/25配信予定)は
楽器の点検についてお話ししようと思います

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