見出し画像

【家庭学習のコツ】普通の子だった娘のやる気を引き出した、ママ技10!

ぶっちゃけ、家庭学習って辛くないですか?

こんにちは、ワーママのあやです。

あなたにはこんな経験ありませんか?
お子様、もしくはあなた自身が帰宅後のシーンを想像してみてください。

親「もう宿題やった?」
子「もうすぐやるー!」

・(15分経過)

親「あのー、もうすぐっていつ?」
子「もうすぐはもうすぐ!」

・(15分経過)

親「ねぇちょっと!もう30分も経ってるじゃん!いい加減に…」
子「うるさいなぁ。今やろうと思ったのにやる気なくなったわ!!!」
親「はぁ? だいたいねぇ……(イライライライラ!!!!!)」

この後のやりとりは、まぁご想像どおりです(笑)。

実は私自身、長男が低学年の頃はこのようなことの繰り返しでした。
「宿題」をやらせるだけなのになんで毎日こんな苦労しなきゃいけないんだろう?と悩んだり、言い過ぎてしまった自分に自己嫌悪したり。

家で勉強させるのって思った以上にツラっ。
何度そう思ったことか。

そもそも、家庭学習を巡って子どもと対立したところで誰も幸せになれませんよね。
長女の時は同じような苦労をしたくないと心底実感していた私は、家庭学習をストレスなく継続させるコツを考え、実践してきました。

うちの子たちは本当に普通です。
「プリント学習大好きー!」なんてセリフも聞いたこともありません。

それでも長男時代の経験を踏まえて1歳から幼児教育をしてきた娘は、毎日コツコツ学習する習慣を身に付け、小学校受験を経て都内で最難関と言われる国立小学校へ入学。

このような結果を出すことができたのも、この100冊近くの子育て本や教育書を購入して読み漁り、実践しながら家庭学習のコツを会得したことも大きかったと思っています。

\1歳からの知育&小受までの道のり全公開/

ということで今回のnoteでは、5年間という長い時間をかけて私が仮説・検証してきた家庭学習をスムーズに継続させるコツをママ技10!と厳選してお話ししていきます。

……と、その前に。

この記事に興味を持ってくださったあなたには後悔してほしくないので、私自身が親として反省していることを先にお伝えしておきます。

私自身、子どものことにはささっとお金が出せるのに、自分の学びにはお金を使うことに躊躇していた時期がありました。

理由は「なんかもったいない」と思ってたからです。

でも今は違います。
お金を払って学ぶことで、必死で勉強するようになったし、その姿を娘に見せることもできています。

この効果は凄まじく、「ママも頑張ってるから私も自分のやることやる〜」とスムーズに家庭学習を進められているのが現状です。

子どもにしっかり学んで欲しいと思うなら、まず親自身がしっかりと学ぶ姿を見せる。

これからご紹介するママ技の効果を存分に体感できているのは、親として学ぶ姿勢あってこそだと感じています。

では、以下より本編をどうぞ。

家庭学習がうまくいかない理由はたった1つだけ!

そもそもなんで子どもが勉強したがらないと思いますか?
理由はとってもシンプルです。

それはやる気が出ないから。

もう一歩踏み込んで「なぜやる気が出ないか」を考えたところ、私の経験上、以下のように落ち着きました。

わからない
できない

主にこの2つです。
逆に言えばそれをクリアできれば、子どもも学ぶって楽しいことなんだと思えるようになっていきます。

そのためにまず親ができることは……

◆声かけでNGワードを使わない
ことです。

「口は災いの元」なんて言われますが、冒頭の会話例のように親の言葉がけ1つで簡単に折れたり、踏ん張れたりするのが子どもです。

低い学習意欲や自己肯定感は、個人レベルでみたときには、学習成績の低下などにも強く影響していきます。
このような“学習意欲や自己肯定感の低さ”は、親や教師の声がけが強く影響している場合があります。
(出典:PRESIDENT WOMAN Online)

NGワードの種類は子どもによって様々です。
我が家の例を出すと、うちの娘は以下のようなことを言うと顕著に不快感を表していました。

・まったくこれからだからあなたは〜
・何度も言ってるのになんで〜

子どももやらなきゃいけないものだって本心では分かっています。

でもやりたくない。
でもやらなきゃいけない。
でもやりたくない。
でも…
でも…
でも…

と子どもなりに葛藤しています。
そしてこの状態は、子どもにとっても不快極まりないです。

それなのに本来頼れるはずの親に「まったくもう!」と突っつかれてしまったら?

「もう…いや……」

ってなるのが自然ですよね。
まぁその前に自衛本能から「うるさいなぁ」と過剰に反応することがほとんどですが。

このような時はむしろ、共感・肯定の声かけが有効です。
具体的に例を挙げますね。

私だったらまずは子どもの状況をよく観察して…

(好きなテレビ番組を視聴中であれば)
「その番組面白いよね。番組が終わったら宿題一緒にやっつけちゃおうか!」

と声をかけます。

人は誰でも自分が好きで夢中になっていることを強引に中断させられそうになったら抵抗します。

だからこそ、
「その番組面白いよね」と一度子どもの好きなものに共感し、
「番組が終わったら」と現状を肯定し、
「一緒にやっつけちゃおうか!」と親は味方であるというメッセージを送る必要があるんです。

小学生のうちから自学自習できるお子さんの方が少数派です。
親側としても毎日忙しいのにさらに子どもの勉強までと思うかもしれませんが、ここでどれだけ寄り添えるかが、後の自学自習力に繋がると私は感じています。

◆子の性格を正しく理解する
あなたのお子さんが好きなことは何ですか? 嫌いなことは何ですか? どうしたら喜んで、何をされたら怒りますか?

人には皆それぞれ性格があります。

娘の通っていた小学校受験の幼児教室でのことです。

あるお子様はとても優秀なのにちょっと注意を受けただけでメソメソとしてしまう繊細タイプ。
一方の娘は注意されたとしても「ふ・ざ・け・ん・な!」とむしろ燃えるタイプ。

二人が同じ指導で伸びるわけがないのは、親であれば誰でもすぐに感じますよね。

というわけで、まずはあなたのお子様がどんな性格の持ち主なのかをあなた自身が正しく把握してほしいと思っています。

そのために「我が子の性格分析シート」を作成しました!
印刷用データも用意していますので、ぜひご自身で記入してみてください。

パステル 小学校 書評ワークシート

印刷用データのダウンロードは以下のボタンより可能です。

ダウンロードボタン

ご参考までに娘の例も掲載しておきますね。

パステル 小学校 書評ワークシート (1)

私はこの分析シートを元に、娘の家庭学習で親としてやるべきこととやってはいけないことを決めていきました。

ということで、ここから具体的なママ技を10個紹介します。

凡人娘のやる気を引き出したママ技10!

◆自分で決めさせる
娘は「自分で決めたことは最後までやり切れる」という長所があります。
逆に言えば、強制を極端に嫌う傾向が顕著です。

そんな時に考え付いたのが1つ目のママ技「1:くじ引き」です。

このくじ引きは今でも続いていて、タスクが多い週末や長期休みに活用しています。

◆日常生活の全てを学習時間に変える
これは私が大好きな書籍『同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか? 「自分の頭で考える子」に変わる10のマジックワード』に書かれていたことですが、学びには以下の3つのタイプがあるそうです。

【タイプ1】学んでいるように見えるが、学ぼうと思っていない人
【タイプ2】授業中・仕事中だけでしか学ばない人
【タイプ3】寝ている時以外、日常全てが学びになっている人

書籍内には、【タイプ1】【タイプ2】の人が【タイプ3】になる方法が紹介されています。

私はこの本を読んで、娘はすでに【タイプ3】寄りの子だと感じていたため、それをサポートすべく、ママ技「2:日常会話に学びのエッセンスを散りばめる」を始めました。

いい機会なので、娘と私の会話例を上げますね。
我が家のお米がなくなり、新しいお米を炊いた時のことです。

娘「このお米美味しいね〜!」
私「今回のお米は新潟のコシヒカリって品種なんだよ。新潟はお米がたくさん作られている地域。中でも魚沼産は得に美味しいって言われてるんだ」
娘「へ〜。コシヒカリの他にはどんなお米があるんだろう?」
私「一緒に名前調べてみようか!」
娘「うん!!」

という流れの後でしたツイートが以下です。

そして図書館でお米に関する図鑑を読み、どんな切り口でまとめるか二人で相談したのちに娘が作ったレポートがこちら。

画像4

このレポートの出来不出来は別として、このように日常の何気ない会話をレポートという形に残すことで親子でモチベーションを上げています。

◆我が家流の漢字練習は書き取りなし!
子どもがやる気をなくす宿題の1つが漢字の書き取りです。
娘の学校は宿題がほとんどないのですが、その分家庭で定着させる必要があります。

どうしようか考えた結果、ママ技「3:書き取り不要!習ったは日常使いで定着させる」を実践しています。

娘の場合は上のツイートのように毎日日記(学校の宿題です)を書いているので、その場で漢字検定受験級相当の漢字は書かせるようにしています。

このほか、親子でお手紙のやりとりをする、交換日記などもおすすめです。

漢字はあくまで日常生活に役立つツールの1つです。
であれば、お勉強ではなく「日常生活に役立つもの、必要なもの」と子どもが認識できれば、特に抵抗なく学習に向かえます。

◆遊びながら学べるものを積極的に取り入れる
最近は楽しく学習サポートしてくれる無料アプリが増えてきました。
我が家も座学に飽きたら息抜き感覚でアプリ学習をさせることがあります。

ということで、次にご紹介するママ技は「4:時にはアプリの力に頼る」です。

私のおすすめは漢検アプリの『しりもじ漢検』です。

漢検の本番前はやはり過去問が有効ですが、その前に該当学年の文字をサラッとさらうなら、このアプリは使えます。
キャラクター育成要素、アイテム集め要素などがあり、ゲーム好きなら燃えること間違いなし!

学習の定着にはノートと鉛筆を使うのが一番ですが、アプリを上手に取り入れ、学習にメリハリをつけていきましょう。

その他、おすすめできる無料アプリは、下のツイートで紹介しています。

◆学習アイテムに愛着を持たせる

学習アイテムは、娘にとってモチベーションを上げるために大切な要素です。
そこで上のツイートのようにママ技「5:学習に使うノートは好きなようにデコる」はよく使っている方法です。

デコる方法はマスキングテープやサインペンで絵を描くなどさまざまですが、最近の娘はダイソーなどの100均で購入できるネイルを画材のように使ってラメでキラキラさせるのがお気に入り!

このほか、自宅では好きなキャラクターのノートを使うなどしてもいいですね。

画像6

上の画像は娘が使用しているドリルに自らサインペンで絵を描いたものです。

◆ゴールをきちんと設定する
日々の家庭学習にゴールは設定していますか?

これは大人にも言えることですが、先の見えない仕事を頑張り続けるのは誰でもしんどいですよね。
子どもであればなおさらです。

ということで私は、毎回学習を始める前に「〜をしたら終わり」というゴールを娘と共有するようにしています。

これがママ技「6:検定等を活用して学習にゴールを作る」です。

このゴールは、学習するたびに設定するもの(短期的目標)と漢字検定や算数検定等の数ヶ月先のゴールを見据えて対策をするもの(長期的目標)と二種類あります。

短期的目標は娘の状態をよく見て上のツイートのように臨機応変に切り替え、長期的目標は下のツイートのように状況に応じて目的地を可視化させています。


◆親の関わり方をちょっとだけ変えてみる
私が娘の性格を分析してよかったと思っているのが、このママ技「7:子が動くツボを抑えてやる気スイッチを入れる」を使えるようになったことが大きいです。

性格分析自体は小学校受験対策の一環で行ったものですが、せっかくの機会なので何かに活かせないかと考えていました。

私の子育て経験は息子が生まれてからスタートし、ゆうに10年以上経過しています。

この間、育児書や教育書など様々な書籍を100冊近く読んでいます。
本に書かれていたどの方法も「そうそう!これこれ!」と理解はするものの、自分の子育てに全てを落とし込むことはできませんでした。

今ならその理由もよくわかります。
だって、著者のお子様(著書の中で紹介されているお子様)と我が子は別人ですから。

考えてみたら当たり前なんですけどね。
当時は必死すぎてそのことが自覚できていませんでした。

だからこそ、我が子を正しく知ることが自分流の教育軸を確立するために絶対必要です。

記事中にある「我が子の性格分析シート」を活用して、まずはお子さんを客観的に知るところから始めてくださいね。

◆子どもが自走できるようになるまでは向き合うと覚悟を決めよう
お子様の年齢や能力にもよりますが、うちの娘は自学自習ができるほど成熟してはいません。
それに末っ子だけにガッツリ甘えん坊な一面もあります。

そこで、親としてできることの1つがこのママ技「8:親も一緒に学ぶ」です。

実際、関東の最難関中学校に合格者を続出させているSAPIXの中学受験情報誌『さぴあ』には以下のツイートのような内容が掲載されていました。

私は娘が勉強している際、隣で仕事をしているか読書をするようにしています。

ちなみに最近購入した本はこの3冊です。

◆親の演技力で子供を盛り上げよう
うちの娘は(謙遜でもなんでもなく)凡人です。
ゆえに家庭学習をしていても当然「やりたくない」という日があります。

そんな時に有効なママ技が「9:できないフリをして自信を回復させる」です。

子どもが親の予定通りに動いてくれない時、はぁ?なんで?とイラッと来ることありますよね。

そこで感情任せに心の声をそのまま口に出しても「わかった!」とやる気が出せる子はほとんどいないのではないでしょうか。

それなら親がちょっと上手になって、子どもよりも出来ない親を演じた方がいい場合もあります。

それでもダメな時はママ技の中でもとっておきの奥義の出番です!
名前は「10:全てを手放し、寝る」です(笑)。

この奥義はお子様の性格によって効果ははっきりと分かれるところなのが難点ですが、他人にあれこれ言われるのが嫌いな娘には抜群に効きます。

私は子どもが思わしくない言動をするとき、つい口を出しすぎ、それが仇になることも多く自己嫌悪しまくっていた過去があります。

そんな時に思い付いたのがこのママ技です。

目に見えるからあれこれ言いたくなる。
だったら見なきゃいいじゃないか!という、奥義というか半分やけくそですが、結果オーライです。

最後に

今回は私が娘のやる気を引き出したママ技を10個ご紹介しました。
100冊近くの書籍を読み、家庭学習で検証を重ねてきた成果が少しでもお役に立てれば幸いです。

記事中でもお話ししましたが、やる気スイッチの場所は子どもによって違います。

家庭学習はその先にある自学自習へ向けた大切な取り組みですから

「予定していたタスクが終わらない!!!!!」

と一喜一憂せずに「そんな日もあるさ」精神で短時間でも継続して行っていきましょう。

かけてきた時間は裏切りません。
積み重ねてきた量も裏切りません。

だから焦らず、自分たちのペースを守ってコツコツ積み上げていきましょう。

最後に私が考える【家庭学習でイライラしない3つのポイント】をシェアしてこの記事を締めます。

本記事を読んでいただきありがとうございました。


【我が子の性格分析シートはこちらから】
↓ ↓ ↓

ダウンロードボタン


\110部突破の人気記事も読む/

\読み聞かせが楽しくなる本リスト/


もし「サポート」をいただけましたら、より役立つ記事を書くための、経験や学びに使わせていただきます。いつも読んでくださり、ありがとうございます。