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長女あるある

私は長女で弟が一人いる。
長女ゆえなのか、最近ずっと抱えていた「生きづらさ」が和らいできたので私が思う「長女あるある」を綴ってみた。

まずとにかく責任感&忍耐強い
小さい頃から「お姉ちゃんなんだから」と言われ続けてきたせいか、
しっかりすること、我慢することが普通だと思って生きてきた。まるで修行のような、苦しいことからは逃げてはダメみたいな感覚。(鬼辛い)
何でも自力で解決しないといけないと思ってきた。

だから人に頼ることが恐ろしくできなかった。
例えばものを取ってとお願いする時でさえ、「こんなことお願いしていいのかな、迷惑かな」といつも内心びくびくしていた。
だけど勇気を出して「お願いします」と言ってみると、案外快く引き受けてもらえるもの。
私だって頼られたら嬉しいもんなって思った。

そして甘えることが救いようがないほど下手。甘えるって何?状態。
そもそも甘え方が分からなかった。
社会に出てどのコミュニティでも自分が一番下っ端な環境が続き、周りの人にもっと甘えていいんだよと教えてもらった。

甘えるってなんてラクなんだ!と気づいてからは、すっかり甘えん坊になってしまった。
甘えていいんだよと自分に許可を出せたからか最近は年上の友達が増えた。
社会人になって新しい友達ってできにくいから不思議だけど、
お姉ちゃんができたみたいでとても嬉しい。
ずっと上の兄弟が欲しかったので、夢が叶った!

あと、周囲からの期待に応えようと頑張りがち。
親戚中に「しっかりしている」と言われて育ってきたから、そんな自分でいようと背伸びしていきてきた。
本当は抜けてることばかりなのに周りからしっかりしてそうという評価に応えること必死。
どんどんメッキがはがれてがっかりされるのが怖かった。
評価に応えること=自分の価値だと思ってた。

完璧でなければいけいない、ミスしてはいけないと常に100%を求めてたし、達成できないときは自分を卑下してた。これほんとしんどい。
時間がかかったけど、最近では7割できれば上出来と思うようになった。
今では開き直って堂々とポンコツの道を歩んでる。

そして社会に出て気づいたのは「誰もそこまで求めてない」ってこと。
自分の思い込みで勝手に頑張っているだけだった。
自分の苦手なことを無理して頑張る必要はない。
得意な人にお任せしてカバーしあいながら生きる。
その方がお互いwinwinだ。
勝手に一人で抱え込んで何度もパンクしてたけど、その度に周りの人が助けてくれた。(痛い目合わないと学ばない(笑))
1人のできることなんて大したことないんだから、そんな気張る必要はない。ゆるっと生きたもん勝ち。

上がいないので、受験も就職も全て未知で自分が常に先駆け隊長。
失敗することも多くて悔し涙を流すこともあった。
そんな私の姿を見て要領良く立ち回る弟がうらやましくなる時もあった。
生きるのが下手すぎて自分に絶望するときもあった。

不器用な私は遠回りすることが多かったけど、周りの人に支えられてなんとか生きてこれた。
その人たちのおかげで、私だからこそできた経験もたくさんあるし、
必要としてくれる人もいると気づかせてもらった。
おかげでこんな私も悪くないと思えるようになった。
結局人は人に救われるんだなと感謝の気持ちでいっぱい。


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