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はずれの日、再び

また朝ガストがはずれの日となってしまった。

私は休みの日のどちらかに、朝からガストにいって勉強したり本を読んだりすることを最近日課としている。

先週に書いた記事では、ガラガラの店内でなぜわざわざ至近距離の隣に座ってくるかな?というオジ様に気をとられて早々に帰宅した。

今日はそれを遥かに上回る事態だ。

まぁ今日もオジ様なのだけど。
いや、オジ様なんて勿体ない、おやじ、おっさん、クソおやじレベルだ。

私が席に着き30分もしないうちに隣に気配が。
最初は、
「あ、人がもう来てしまった」
このレベルのことだ。

不快レベルが10がMAXだとすると、2ぐらい。
そもそも私のガストではないので、不快に感じるなよって話なのだが。

それからそのおっさんは、となりで勝手に店内のブラインドを開けた。

おーっと。なんかやっとんなぁ。

チラ見した私に、
「あ、隣いいですか?」

ここはbarか?

「はい」
とだけ答える。

そもそも私はイヤフォンをしているのに、わざわざなんで隣いいですか?なんて何故いってくるんだ。勝手に座れ。

だめだ、もう最終結末を迎えた私は、この時点の些細な出来事も文面で苛立ちを隠せないでいる。高速ブラインドタッチが止まらない。

普通の紳士な方が隣いいですか?と言われても何とも思わないし、実際そのおっさんに言われた時点では不快レベルは2を維持していた。

そこからそのおっさんは、タッチパネルでのメニュー選びを早々に放棄し、まだ朝で人員が少なくて大変であろうバイトの女の子を呼びつけた。
イヤフォンをしていたのであまり聞こえなかったが、朝は朝メニューしかなくてハンバーグやメインどころの料理は10:30以降?11:00以降しか注文できないことを店員の女の子は説明していた。

おっさんはたぶんその類のものを注文したかったのだろう。
あとお酒を注文したそうだった。
一部注文できないお酒があり、それに対して不満を漏らしていたが、あとからだんだんわかってきたのは、このおっさん、誰かとしゃべりたいだけの輩だった。

朝メニューの目玉焼きに両面焼きの選択肢があるのだけど、
「おねえさんだったら両面焼きたい?両面焼きってそんなん勝手にしてくれよって話やん。笑えるわー」

なにがおもろいねん。

店員さんは、終始愛想笑い。

そのあと、空気を読まないタッチパネル操作を無視したおっさんは、

「すみませーーーん!!!」

同じ店員の女の子がまた来る。あーかわいそうに。

他の料理についての質問攻撃。
まだ注文できる時間ではないと言われているのに、めっちゃ聞く。
不快レベル5。

「コーヒーちょうだい。あ、そうなん?自分でいかなあかんの?おねえさん入れてくれへんの?わかったわーしゃーないな」

コーヒーに立ち上がったおっさんを私はすかさずチェックした。

正直、ちょっと偏見かもしれないがよからぬ世界にいたような雰囲気。金のネックレス、上下黒のジャージ。ガリガリの短髪、それっぽい眼鏡。

一気に身が引き締まる。あーめんどくさいーこわー。
不快レベル7。

イヤフォンしてなかったらこちらに飛び火したかもしれないと思った。

そこからそのおっさん、独り言をぶつぶつ。
あーこえーよー席替わりたいよー!!

「すみません、あの、すみません」

え?!まじ?わしにゆーてる?
イヤフォンしてパソコン打ってるわしに?
わざわざ少し顔を覗き込んで。
逆側に違うお客さんもいるのにわし。
これ無視して逆上されたらめんどくさい。。。

「はい?」

目を合わせないように返事した。

「食べ終わったお皿ってどうするんですかー?」

「そのままでいいと思いますよ」

「(離れた網棚を指さして)あっちに持っていくの?」

「別に持っていかなくてもいいと思いますよ。」

「持って行ってもいいんですよね?」

「持っていってもいいと思います。どちらでもいいと思います。」

わざと愛想良くはしなかった。
これで愛想良くしたら、混雑してきたら私に飛び火するに違いない。

不快レベル8。
あかん、もうあかんかもしれへん。

そこから10:30で一部のメニューが解禁されたのを察知して、

「すみませーん!!!」

店員さん、おつかれさまです。

到着したメニューを横目でチラ見。
ワイングラスにハンバーグやらなんかめっちゃ頼んでる。

「ごはんいらないからおねえさんにあげるわ!え?いらん?じゃ家持って帰るわ!あ、そんなんもあかんの?笑」

もうイヤフォンしてるのも意味ないぐらい声でかい。

ワインを頼んでるおっさん。
もう今後、おとなしくなるわけがないしまた飛び火すること確定。

不快レベル10!!達しました!!

席を離れるのがいろいろ不安すぎてドリンクバー1回しかしてへんけど、帰りまーす!!
これは帰れ、今日は他の店いくか家におれ、そういうことだ。
そろそろランチタイムが近づくのでどこも混雑してくるだろう。
もう安全な家に帰ろ。


いやー、まいったまいった。

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