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25歳OLがコトラーのマーケティングを学んだら〜プロモーション編〜

■登場人物
ゆかり
25歳/丸の内で働くOL/趣味が高じてハンドメイドしたアクセサリーをECで販売するも、思うように売れない/宣伝のためインスタを始めた

※これは私あやが『コトラーのマーケティング 見るだけノート』という書籍で得た情報を知識に昇華することを目的にしたためた物語風記事です。

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ゆかりは何か手がかりがないかと思い入った本屋で、平積みされた『コトラーのマーケティング 見るだけノート』に出会う。

***

(コトラーって確かマーケティングの大家、だっけ。でも何した人なのかよく知らないんだよなぁ・・)

手に取り、パラパラとめくる。

顧客を虜にするプロモーション戦略

「プロモーション?」

コトラーは、プロモーションのことを「マーケティング・コミュニケーション」と呼びます。
(Chapter7 01 マクロモデルで顧客との関係性を考える)

「コミュニケーション・・おしゃべりと同じってこと?
あ、そっか、お客さんは聞き手なんだ!聞き手はもちろん全部聞いて覚えてるわけじゃなくて、自分にとって必要な情報を取捨選択してるから、一方的に自分がいいと思うものを発信しても意味ないってことか」
ゆかりはこれまで投稿してきたインスタを思い出した。

「いいねは付くのに販売に結びつかないんだよなぁ」
そこには自作のアクセサリー単体の写真が並べられていた。
「かわいいけど非現実的というか、自分がつけるイメージはわかないかも。アートとして見て終わりになってるのかな・・」

ゆかりはアクセサリーを身につけた手を写真に撮ってみた。
「うん、こっちの方が大きさとか色味が分かっていい」

さらに読み進める。

企業のメッセージを消費者が受け取って購入に至るまでのプロセスを「ミクロモデル」というモデルで説明しています。「認知」「情動」「行動」というプロセスを経て表現(略)
(Chapter7 02 消費者の購入プロセスをミクロで分析する)

「インスタのフォロワーさんは結構いるし、いいねもついてるから、認知はされてると思うんだよね。ということは、情動、心を動かすには至ってないってことなのかな」
「情動のためにできることって何があるかなぁ・・ひとつはさっきの写真でしょ。何か他にもありそう」

情報の認知度の違いを示したものにエレベート・ロジャースの”イノベーター理論”という概念があります。
(Chapter7 03 標的と目標を明確にするプロモーション戦略)

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「うーん、ハンドメイドもECも若い世代には普及してるから、ここをターゲットにした方がハードルは低い・・?
何となく20〜30代女性をターゲットにしてたけど、この方向性で間違ってなかったんだ!」
誰に売るかは決まった。あとはどう売るかか。
このアクセサリーの売りは、身体が華奢に見えるってことなんだよなぁ。
20〜30代の女性が特別な日に身につけて、いつもよりもっとかわいくなってほしい。これをどう伝えたらいいんだろう」

マーケティング・コミュニケーションには”メッセージ戦略”と”クリエイティブ戦略”があります。
(Chapter7 04 効果的にメッセージを伝える2つの戦略)

「メッセージ・・そう言えばインスタもハッシュタグつけるくらいしかしてこなかったなぁ」
「よし」
ゆかりはインスタを更新した。

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今回、勉強させていただいた書籍


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