見出し画像

「キャリア」の捉え方の変化

ぷろぴのひろば第80号(2022年11月9日)
いつも親身かつ的確にアドバイスをくださる”なみへい”さんこと、井上敬仁さんよりバトンを受け取りました神村彩乃です。
今回、「ぷろぴのひろば」をきっかけにnote初投稿させていただきます。

  • 自己紹介

  • 私にとっての「キャリア」とは

自己紹介

はじめまして。
神村彩乃と申します。
私は、現在、企業で人事として研修の企画・運営、社員のキャリアデザインに関わっております。
2010年に入社し、SEを6年半、人事を6年半とキャリアと積み重ねてきました。SE時代には組合執行部として3年弱組合活動にも従事しておりました。プライベートでは、3歳児の母親として、日々奮闘しております。
どうぞ宜しくお願いします。

私にとっての「キャリア」とは

学生時代の2008年→2014年→2020年と約6年ごとにアップデートされてきている「キャリア」に捉え方について、書いておきたいと思います。

①「キャリア」=「働くこと」期
一番初めに「キャリア」を意識した時期は、就職活動時代でした。
大学生の私にとって、企業選びの軸の1つとして、「女性として長く働き続ける」ことを考えていました。これは、共働きで公務員をしていた母親の影響を強く受け、結婚・出産後も働き続けていきたいという思いがありました。
この「女性として長く働き続ける」=「一社で長く安定的に働き続ける」ということを指しており、まさに”終身雇用”を前提とした漠然としたキャリア観をもったまま、大学を卒業し、新入社員として働き始めました。

②「キャリア」=「組織内キャリアアップ」期
その次に「キャリア」を意識した時期は、社内での昇格試験でした。
入社3年目のタイミングで初めての昇格試験へ挑み、見事玉砕。
悔しい経験として残るとともに、同期よりも、後輩よりも、女性であっても、仕事で一人前として認められたい、大きな仕事を任せてほしい、給与Upしたい等、組織内キャリアを強く意識した瞬間でした。
そこから、会社という組織の中でキャリアアップすることで「キャリア」をより良くすることが重要と考えるようになり、自分の会社名や役職を大事にするようになりました。(まさに、会社の中での”承認欲求”むき出し状態)
結婚後、子どもの事を考えている時期も常に昇格の時期を意識して不安になったり、育児休暇で休む際にも組織から離れている時間をキャリアのブランク期間と考えるようになった理由も、まさにこのキャリア観からきていました。

③「キャリア」=「人生」期
そして、「キャリア」に関する価値観ががらりと変わったのが
2020年タナケン先生の「プロティアン・キャリア」との出会いでした。
私にとって衝撃的だったことは「キャリア」=「人生」であるということでした。今まで、組織内キャリアアップをキャリアとして考えてきた私にとって、●●会社で現職の人事の課長をしている肩書以外に、過去のSE、組合経験、さらにプライベートの結婚・不妊治療・育休・子育てまで全て【キャリア資本】として蓄積されてきていると述べられており、自分自身の人生の全ての経験を肯定することができた素晴らしい体験でした。
本当にこのキャリア論に支えられて、自分自身がありたい未来を描き、キャリア戦略を立て、何事にもチャレンジしてみようと考えるようになりました。

この夏より社内でも社員のキャリアデザインを担当することになったため、これから「キャリア」=「人生」であるということを伝え、企業で働く社員一人ひとりがキャリアオーナーシップを発揮できるように応援していきます。

また過去の私のように「キャリア」についてもやもやしている人たちと対話し、寄り添い続けるような活動を組織に捉われず、広げていきたいと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
次回は「ぷろぴのひろば第81号(2022年11月16日)」は堀川さんです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?