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ブランドをマーケティングする

みなさんこんにちは。
ミスターセンクス(石川明大)です。
前回の記事では「経営とブランド」というタイトルで
ブランドがどのように経営資源と関係しているか
そんなことを書かせていただきました。

今回はブランドについてもう少し詳しく書いてみたいと思います。

ブランドをマーケティングする。
ブランドをマーケティングするとはどういうことでしょうか。
5秒で考えてみてください。

ポン
ポン
ポン
チーン!

はい時間切れです。
ポンが3回なので3秒でした。
すいません。
9割の方の回答はこうです。
石川明大は気が狂ったんじゃないか。
正解です。
ありがとうございます。
そう思ってもらって本望です。
セルフブランディング成功です。

ブランディングとマーケティングの違いってなんですか?
恥ずかしながら私は明確な回答を持っていませんでした。
ブランドをマーケティングする。
ブランディングとマーケティングの違いがわからないと
残念ながらこの問いの意図がつかめません。

わかりにくいので
みんな大好き男と女の関係で表現したいと思います。

A君はB子ちゃんのことが大好きです。
ちなみにA君はフツメン。
B子ちゃんは3度見するくらいの美女です。
A君にとってB子ちゃんはまさに高嶺の花。
でも気持ちに嘘はつけません。
なんとかしてB子ちゃんと付き合いたい。

そんな中A君はB子ちゃんの男性のタイプをしりました。
B子ちゃんは包容力のある男性が好きだそうです。

A君のB子ちゃんGETだぜ!作戦の始まりです。

まずA君はマーケティングしてみることにします。
B子ちゃんに対してA君がいかに包容力があるかを
必死にアピールしていきます。
優しい性格だからいつでもそばにいるよ。
仕事も安定しているから将来安泰だよ。
一方的にB子ちゃんにONOREの良さを伝えます。

次にA君はPRをしてみることにしました。
マーケティングはグイグイすぎて
B子ちゃんがちょっと引いています。
中の良い女友達に
A君の良さをB子ちゃんに伝えてもらうことにしました。
自分でぐいぐい行くのもなんですし
セカンドオピニオンみたいなもんです。

マーケティングをしてもPRをしても
どんな内容で、どんな方法で
自分の良さをB子ちゃんにアピールしても
振り向いてもらえそうもありません。

おわかりだと思いますが
これでは恋愛は成就しません。
B子ちゃんの気持ちを置いてけぼりにしているからです。
相思相愛になって初めて恋愛は成就します。

ブランディングを男と女で例えれば
B子ちゃんの方から告白される状態です。
B子ちゃんがなぜA君に告白したか。
偶然にも道でお取り寄りを助けるA君の姿を見て
A君は包容力のある人なんだと共感したからなのでした。

ブランドとはつまり
B子ちゃんに包容力があると思って欲しい
A君のその気持ちが完全に伝わり
B子ちゃんがA君のファンになることです。

整理します。
マーケティングは自分で自分の良さをアピールする活動
PRは自分以外の人に自分の良さをアピールしてもらう活動
ブランディングはB子ちゃんに好きになってもらう活動

誤解を恐れずに言えば
マーケティングは片思いで
ブランディングは両思いです
恋愛で言えばブランドは必勝法と言えそうです。

自分が相手にどう思われたいか。
ブランディングはこの問いから始まります。
しかしながら
そう聞かれた時明確に答えられる日本人は少ないのだそうです。
日本人は自己主張をあまりしない国民性と言われており、
それが由来して日本人はブランディングが苦手だとされています。

日本企業が強いブランドを持てない理由は
日本人の国民性にあるのかもしれません。

日本の中小企業のブランド力を向上して
中小企業の恋愛成就のお手伝いをするのも
中小企業診断士の大事な仕事なのかもしれません。

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