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カムオーバープットずぶずぶ

一度に一定期間に受け止められる情報はどれだけか。
ミスターセンクス的自論でいえば、間違いなくその限界はあるはずである。

先日幸か不幸か、センクスインプット限界点を感じる機会に恵まれた。
限界点の先に何があったか。
本日はその様子をお届けしたいと思うのである。

センクスは新入社員のロールプレイングの相手をお願いされた。
ある商材を販売しているその新入社員。
私はラーメン屋の店主の役である。

ロープレの相手をするという経験があまりないセンクスは、
その前日から眠ることができないほどワクテカしたかといえば
そうでもなく、ぐっすりと熟睡したのであった。

時間になり、タンメン専門店店主のミスターセンクスは、
頭の中が野菜炒めでイッパイパイの状態でロープレに挑んだのである。

ロープレではわざとぶっきらぼうな態度をとることもできたのだが、
タンメン専門店の店主として本来の姿を隠すことが出来ず、
ミスターセンクスはタンメンになったつもりで回答したのである。

新入社員はアイスブレイクで自分のことを紹介し始めたが、
正直1mmも笑うことが出来ず、次の話題に移る。
のだが、センクスはその時に笑わなかったことを後悔することになる。

アイスブレイクでブレイクできず、
むしろ場を凍らせてしまった彼は焦り、
準備してきた資料を駆使し、
情報をマシンガンのように私に浴びせてきたのである。

結果的に約30分続いたその情報マシンガン提案だが、
15分ほどでセンクスのインプット限界が訪れた。
昇天したセンクスがその後の15分間を白目で過ごしたことは、
言うても言うまでもないのである。

残りの15分で何が起きたか、私は今でもはっきり覚えている。
最初の15分で聞いた情報に羽が生えて、フライアウェイしたのである。
つまり、インプット限界になるまでに蓄積した情報が徐々に抜けていき、
なんと提案が終わった時に私に残ったものはNothingであった。

まったく印象が残っていないセンクスに感想を聞かれようとも答えられず、
会話の中で本来のニーズを掴み取り、
それに答えられる事柄だけを話した方が良いとだけ話した。

ミスターセンクスとしての学びは、
インプット限界点はわりと低い位置にあること。
その限界点をカムオーバーつまり克服する方法は何かということ。
限界点を超えたその先では、すでにインプットされた情報がフライアウェイし、
結果何も残らないことである。

新しい経験からの学びは多いのである。

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