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リスク回避的リスク

リスクを取らないと見えない世界がある。
リスクを取るということは、
現状維持バイアスを克服し、
今まで見たこともない世界に飛び込むということである。

私はスターバックスにいる。
大きなテーブルの反対側に魅力的な女性がいる。
仲良くなって南国のビーチでウェイウェイしたい。

話しかけなければ何も起こらないだろう。
あんな美女がこんな変人に声をかけてくる訳も無い。
こちらからアクションをしないということは、
決定権を相手に委ねるということだ。

話しかければ何かが動き出す。
もしかしたら美女と南国でウェイウェイできるかもしれない。
もしかしたら「このチャラ男!」とぶん殴られるかもしれない。

リスクを取ることによって得られるリターン。
これは良いものだという保証は全くない。
美女と仲良くなれれば、それは良いリターン
美女にぶん殴られれば、それは悪いリターン
まぁ私的に美女であればどちらでもいいのだが。

保証はないが、良いリターンを得られるように努力することができる。
パッション×スキル=良いリターンを得られる度数
どんなことでもやり方っちゅーもんがある。
お姉さん、美女だねぇ、遊ばなーい?
これはぶん殴られるパターン。
どのようにしたら怪しまれることなく、印象を残すことができるか。
必死で考える。
ちなみに私が男にナンパされるときは、
大抵「なんの勉強してるんですか?ぐへへ」である。
これは使えるかもしれない。
結果はわからないが、それに向けて悪あがきする余地は十分にある。

ここにリスク回避的な人がいる。
スタバに座っている知らない美女に声をかける人はほとんどいないので、
ほとんどの人はリスク回避的な感覚を持っている。

リスク回避的な場合得られるリターンの幅は狭い(アリくらい)
リスク直面的な場合得られるリターンの幅は広い(ナウマンゾウくらい)
※得られるリターンは良いものだとは限りません

リスク直面的になれない理由
良くなるという保証がない・失敗が怖い
良くするためのたゆまぬチャレンジや努力に否定的

リスク回避的になりすぎるとどうなるか
現状維持バイアス強化
チャレンジ精神の喪失
思考の硬直化・単純化
美女とウェイウェイする機会損失

つまりクリエイティビティの喪失である。
リスク回避的であることでこのリスクを取っていると言える。

何かを選んでいるということは何かを選ばないということであるので、
リスク回避を選んだことで選択しているリスクがあるのだ。
それはクリエイティビティだ。

このスターバックスでもたまにナンパする高校生男子がいる。
大人たちの目線は非常に冷ややかだ。
店員さんもちょっと迷惑そうにしている。
しかし彼らはリスクを取り、女子を口説こうとしている。
どうやったらLINEを聞き出せるか、想像力を全開にして。

若気の至りとか、失うものがないなんて大人は比喩するが、
そういった高校生の方がよっぽどクリエイティブなのだ。

ミスターセンクスはどうするのって?
それはノーコメントである。
うふふ〜(サザエさん風)

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