ポイントの価値は２%減少する

秋晴れのある朝。
私は騒音を撒き散らしながらアバ郎でスタバに向かっていた。
前を走るトラクターを煽り、8発殴ろうと思ったその瞬間。
私は突然昇天を迎えた。

「増税により、ポイントの価値は２%減少する」突然気づいてしまった。
昇天の衝撃により、トラクターに巻かれたことは言うまでもない。

AmazonでもTポイントでも良い。
買い物をすることでポイントをキャッシュバックし、
離反を防ごうとするそのマーケティング手法は有名である。

だいたい１ポイント1円として利用できるようになっていると思う。
税抜100円のチョコレートがあったとする。
9月30日までは108ポイントでチョコレートを購入できる。
10月1日からはチョコレートを買うのに110ポイント必要だ。

む？むむむ？
なんだこの違和感は。
なんだかすごく勿体無い感じがする。

ポイントに消費税はないので、
消費税が上がったからと言ってポイント数が変化することはない。

現時点でこの違和感を拭うことはできないのだが、
ポイントの価値が２%減少するということは間違いのない事実なのだ。
誰か、誰かわかりやすく説明してくれ！

損をしたくなければポイントを使い切ってしまうことが得策だ。
これも間違いのないことだ。

世間は増税前のファイナルセール真っ最中だが、
ポイントの駆け込み使用をうたう人々は誰もいない。

なぜか。
何だかんだ企業はこの時期の消費を煽っているだけなのだ。
その真の目的を見透かしてしまったような気がする。

ポイント使い切った方がお得ですよ！バンバンどうぞ！
そんなことをうたってしまったら、企業にとっては大きな痛手となる。
消費者がバンバンポイントを使ったら、企業としては現金収入が減る。
10,000円のものを10,000ポイントで購入されたら、
企業に入る現金は0だ。
これが日本中で起こったらキャッシュフローに多大な影響を及ぼすだろう。
ポイントは企業にとって、ユーザーからの負債に近い意味合いを持つ。

気付いてしまった以上、
私は全てのポイントを美女へのプレゼントにかえるつもりなのだ。

切り口を変えれば新たな事実が見えてくる。
操作された情報に惑わされず、真実を独自の目線で切り取る。
これがセンクスメソッドなのである。