ススキとハイタッチ

春夏秋冬同じ道を走っている
出張に行けば知らない道
普段は同じ道

秋が近づいてくると
歩道に生えている草木がにょきにょき
道から左から
ぐんぐん伸びた草木は
人間様が歩く歩道をどんどん狭くして
邪魔だ邪魔だと歩く人を嘲笑う

同じ道を走るセンクスは
草木の成長を日々感じている
この前まではふくらはぎをさわわ
先週はふとももをさわわしていたが
ついにハイタッチできるほどの背丈だ

ミスターセンクスにはそれが
沿道で応援してくれる人のように感じる
沿道の人とハイタッチする
あのシーンである

そんなことを考えられる
ランニング中の思考はどこまでもフリーダムだ

嫌なことを考えながらランニングをすれば
すぐに走るのをやめたくなってしまう

能天気なことを考えながら
ススキとハイタッチするくらいの時間
1日30分くらいそんなフリーダムがあってもいいじゃないか
ええジャマイカ

ススキのおさわりはまさにフェザータッチだ
お触り禁止のキャバクラであっても
お触りされていることさえも気付かなければ良い

だからミスターセンクスは
キャバ嬢をランニングに誘うことにする

日本初企画
キャバ嬢と朝ランは人気を博すだろう
夜の蝶と朝のエクササイズを楽しむのだ
そこにセクササイズが入り込む余地はないが
裏でやっちゃうのがミスターセンクスである

感謝！