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ヒルガエル ユデガエル

呪文のようなタイトルになった
ミスターセンクスは満足である

タイトルの通り
茹でガエルは
いつになったら翻るの?
そういった話である

水が入った容器にカエルを入れて
火をかける
徐々に上がっていく温度
カエルはそれに気付かずに
気がついたら茹でられている
という話は嘘だ

実際はあっちぃ!となって
カエルはその容器から出るらしい

環境適応といえば聞こえは良いが
環境に慣れてしまうと危機感がなくなる
オタクの会社にもそんな人はいないだろうか

コロコロツィオーネが生んだビジネスの危機は
それはそれは大きなものである

そんな中で最近よく聞く言葉
危機感という言葉

この時期の経営者は大変だ
悪化し続けるキャッシュフロー
しかし従業員には家族がいて
その生活がある
鬼舞辻無惨以外の経営者は
キャッシュフロー改善のため
人を簡単にぶっちぎったりはできないだろう

その思いとは裏腹に
茹でガエルはじっくりと茹でられている

何が言いたいかといえば
経営層と従業員の危機感の捉え方が
どんどん乖離していっているということだ
ミスターセンクスにはそう見える

茹でガエルたちはいつ目覚めるのだろうか
緩やかな変化の中で生きてきた茹でガエルは
この急激な変化に気付くのだろうか

目覚めろ!そして高く飛ぶのだ!
経営者の心の声が聞こえてくる

経営者と従業員では立場が違い
同じ危機感を共有することは難しい
そういった諦めの声も聞こえてくる

経営者を擁護しているわけではない
だってミスターセンクスもまた
美女に雇われる身だからだ

危機感というものは自分のものだ
危機感は持つから価値があるもので
危機感は持たされても何の意味もない

茹でられて翻るのか
翻って脱出するのか
結局選ぶのは自分である

どう感じてどう生きるかなんて勝手である
しかしそれによって生じた結果は
甘んじて受け入れる覚悟が必要だ

茹でガエルに必要なものは
そういった覚悟なのかもしれない
守られた環境がなくなるかもしれないという危機
放り出されてどう生きていくのかという不安

どう飜るかはあなた次第
あなたなーらどうするぅーという話である


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