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ホテルの朝食心理学

なぜにホテルの朝食はあれほどまで充実しているのだろうか。
利用者には「せっかくだからたくさん食べよう」という心理が働き、
ホテル側もなぜかそれに応戦してこれでもかというバリエーションを展開する。

朝食は大事だと言われながらも、ほとんど食べないワイとしては、
この迫りくる朝食に若干怖気付く。
しかしせっかくだからという気に私もなってしまい、
たくさん食べてくださいねと今にでも喋り出しそうなでっかいプレートに
ガンガン食品を乗せていく。

席について後悔するのはその量とバランスの悪さである。
ビュッフェスタイルというものは、人間の量感覚をMUNOU化する。
そして大抵のホテルの朝食は和洋取り揃えているため、
何だかよくわからないバランスとなるわけである。

そう言った心理学をマスターして挑んだ本日の朝食ビュッフェも失敗に終わった。
本日は洋にしようと軸をきちんと決め、
あのでっかいプレートにごく少量ずつ盛り付けをしたのだ。
するとどういうことだろう。
ソーセージやサラダの中に1つだけ、明太子が乗っていたのである。
当然ながら明太子は洋食に合わず、最後まで残ってしまった。
そこでどうするかと言えば、ご飯と味噌汁を追加するしかないのである。
洋食で腹8分目をキメていたワイの腹は12分目まで膨れ上がり、
愛しきアバ郎のバケットシートに身を任せた瞬間に、
キラキラとした虹色のアレを噴射しそうな雰囲気である。

食べすぎるという点を除けば、
あのちょっと贅沢な雰囲気というものは大好きだ。

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