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グラスの向こうに見えた需要の変動性

スターバックスコミュニティの仲間たちとの忘年会が開催された。
自宅・職場の他にコミュニティを持つことはとても良いことだ。
本来であれば知り合うこともない人と出会うこともできるし、
同時に違うフィールドで生きている人の価値観を共有できる。
私にとって大きな財産であり、今後も大切にしていきたいと思っている。

忘年会シーズン真っ只中だったが、うまくお店をセッティングしてもらえた。
家庭的な居酒屋で2時間ほど飲んだ後、
新しくできたBARで楽しい時間を過ごした。
楽しい時間が過ぎ去るのは早いもので、
忘年会は20時から開催されたが、家に戻ったのは2時過ぎであった。

というほっこりとした内容で終わるわけないのがセンクスブロゲである。
帰宅が2時になったのは、代行に約4時間待たされたからなのだ。

地方都市に住む人間にとって、代行はなくてはならない存在である。
基本的に車での移動を強いられるし、飲み屋が駅近とも限らない。
「乗るなら飲むな・飲んだら乗るな」これが地方の飲み会の鉄則だ。

深夜1時、バーカウンターに座り襲いかかる眠気の中で、
代行が来るのになぜ4時間もかかるのかを考え始めた。
その4秒後には寝ていたのだが。

経済的に考えればこうである。
忘年会の時期の代行サービスについて
需要は急激に高まり、供給は微増のみにとどまる。
つまり需要の増加に供給の増加が追い付かないので、
顧客は長い時間待たされることになる。

なぜ需要の増加に供給が追いつかないかといえば、
準備できる車の台数とドライバーのキャパシティが供給力に依存するからだ。

代行業者の需要の幅は大きい。
平日:少ない
週末:通常
忘年会シーズン:とても多い

ドライバーはシフトで調整は可能だが、
車両はあらかじめ用意しておかなくてはいけない。
車両は所持しているだけでコストがかかるので、
経営的に考えれば、
ニーズを見越した上で何台の車両を保持するかがポイントとなるだろう。

そこで私が目をつけたのは、タクシー会社との提携である。
都会と違い、地方ではタクシーを利用する人は少ない。
少ないものの、どこの市町村でもタクシー会社は存在しているのだ。

忘年会シーズンだけでもタクシー会社と業務提携することで、
一時的に車両とドライバーを増加させることができる。
タクシーでは自家用車を持ち帰ることができないので、
タクシーの車両とドライバーを代行業として稼働させることができれば、
良いんジャマイカと思うのである。

酔っぱらうとぶっ飛んだことを考えがちだが、
このプランはなかなかロジカルなセンクスだなと思ったり思わなかったり。
2020年の忘年会シーズンはそうなっているだろうよね。
うんうん。

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