【社会人のための“教育ってそうなってるのか!”講座】 学校教育に関わりたい人が、いま読んでおきたい本
私がキャリア教育コーディネーターの世界に入ったときのこと。
学校って、全国どこにでもあるし、通ったことだってあるし、
「私は学校を知っている」と思い込んでいました。
でも、仕事として関わってみると、
私の知らない「学校の世界」がそこにはありました。
特に、文部科学省などの国の施策が理解しずらい・・・
相手(学校)の世界を、もっともっと、ちゃんと知らなくちゃ!
そう思っても、どこから勉強していいかすらわからくて、
まずは先生たちがみている情報と同じものに触れてみよう・・・
と思って手を出したのが、
教育業界の新聞と、なんと、教員採用試験の対策本(笑)
・・・それなりに役に立ちましたが、
いま思うと、なんというか、迷走感がハンパない。
いろんな社会人に学校の「味方」になってもらいたいと、
キャリア教育支援人材養成講座を開講するようになり、
学校の世界の言葉を「翻訳」したり、
わかりやすく発信できるように心がけてきた、というか、
いまだにそこにチャレンジし続けています。
まだまだ足りていない部分は、たくさんあります。
というわけで今回は、
もしもいま、学校教育に関わりたい、何かしたい、
と思っている人がいたら、
こんな情報に触れていただくといいかもなーと思う数冊を
ご紹介したいと思います。
ぜひ、学校の味方になっていただきたいんです。
●話題の学習指導要領改訂について知る
学習指導要領が改訂されたというニュースを
お聞きになった方も多いのではないでしょうか。
先生向けに書かれたものですが、
なぜ改訂が行われたのが、
何が・どう変わるのか、どこがすごいのか、
ニュースだけでは見えてこない背景も含め、
わかりやすく解説されている一冊がこちらになります。
●教科の学びと社会をどうつなげるの?を知る
今回の学習指導要領改訂を受けて、
学校の先生たちがどんなことを意識するようになるんだろう?
そんなことがわかる一冊だと思います。
「カリキュラム・マネジメント」というのは、
今回の学習指導要領改訂のキーワードのひとつ。
文字通り、カリキュラム(教育課程)を
マネジメントするということです。
小学校での実践事例を交えて解説されているので、
具体的なイメージを持ちながら理解することができます。
●PTAなど地域と学校の関わり方について知る
文部科学省の施策のひとつ、
「コミュニティ・スクール」について理解できる一冊です。
地域が学校を応援し、
連携しながら学校づくりをしていこうという取り組みです。
学校と地域社会をつなぐことに取り組んできた
5人のトップランナーの対談を通して、
学校への関わり方、その実際が見えてきます。
●ちょっと先の動き「令和の日本型学校教育」について知る
2021年1月に出た中央教育審議会の答申について
理解を深めることのできる一冊です。
報道発表では教科担任制だけがクローズアップされており、
私もピンと来なかったのですが、
こちらを読んで、なるほど!と腑に落ちました。
教員が教室の前にいる、いわゆる「一斉指導」とは異なる、
子どもを主体とした学びのスタイルの提案です。
山形県天童市ですでに実践されている、
個別最適・協働的な学習を事例に解説がされているので、
具体的なイメージを持ちながら理解を進めることができます。
●教育行政の仕組み、学校についての基礎知識を知る
「キャリア教育コーディネーター育成研修公式テキスト」で
まとめて学ぶことができます。
このテキストを使用したキャリア教育支援人材養成講座も、
受講者募集をはじめました。
学校教育に関わってみたい、興味がある方は、
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(5/28,6/18,7/9,7/30 いずれも13:00-15:30@オンライン)
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