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【社会人のための“教育ってそうなってるのか!”講座】「正解」のないモノを創る未来人に。

教育の話題からそれますが、
まずは私のプライベートの話をさせてください。

SNSでつながっている方はご存知かと思いますが、
昨年から大学でグラフィックデザインを学んでいます。
2度目の大学生です。

デザインを学ぶようになって気づいたことがあります。

社会人になって20年以上が経っていますので、
仕事を円滑に進めるための技能は、
わりと身についている方だと思います。
マーケティングなどビジネスに必要な論理的な思考や知識も
会社員時代に叩き込まれました。
 (会社って、ほんとうにありがたい。)

プロモーションなどの領域のデザイン(ポスターなど)では、
こうしたビジネス経験が、かなり役に立ちます。

・ターゲットはどんな人たちか?
・ターゲットの抱えるニーズや課題はなんなのか?

こうしたところから、デザインコンセプトを
クリアにしていくことができるからです。

ターゲット設定・コンセプトメイクは、
情報を集め、分析し、論理的に考えるところから生まれます。
これは、「正解」とはまでは言えませんが、
「こうだろう」というある程度の着地点や
「答えっぽいもの」があります。

ですが、その先。

「どうビジュアル表現にしていくか」

そこには、答えや方法が無限にあるのです。
そして、売上などの客観的な数字だけでなく、
感覚だったり、心を動かせるか、が
実は、けっこう大事になったりする。

全く、正解がないのです。

私の場合、技術的に表現できない(絵が描けない!)
という壁にもだいぶ苦しんでいるのですが(笑)
でも、もう一方で、
なんて広くて自由な世界なんだろう!と思いました。

さて。
ここで、教育の話に戻したいと思います。

変化が激しく予測不可能な将来。
「課題を見つけ解決できる力が必要」というのが、
教育改革の根本にありますよね。

正解のない問いにこたえる力。
こたえようと取り組み、進む力。

デザインを学ぶ中で思ったのは、
企業からの課題にこたえるPBL(Project-Based-Learning)で
ビジネス思考を身につけることももちろん必要ですが、
それだけなく、
造形的にカタチにしていく活動、表現していく活動も
正解のない問いにこたえる力につながるんじゃないか、ということです。

また、AIやロボットではなく
人間にしかできないことってなんだろう?という側面からも、
感覚とか感性がとても大事になるんじゃないかなと。

探究型・PBLだけでなく、
芸術科目でどんな活動をしていくか、にも
チャレンジしてみたい・・・

そんなプチ宣言の、2018年最後のメルマガでした。
みなさま、よいお年を。

松倉由紀
キャリア教育コーディネーター・教育研修プランナー。1975年長野県上田市生まれ。静岡大学人文学部社会学科卒業。地元での就職に失敗(4か月めで退職届!)ののち、大手通信教育会社、人材派遣会社、コンサルティングファームを経て現職。キャリア教育の領域で教育プログラム開発と「しくみ作り」をする「企画屋」であり「風呂敷たたみ屋」。2016年4月個人事業主から法人成り(株)ax-factory(https://ax-factory.wixsite.com/corporate)を設立。
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