マガジンのカバー画像

一匹狼が社会で生きる術

55
フリーランスとしての働き方に関するものたち。仕事のこだわり・仕事術など。
運営しているクリエイター

#キャリア教育

制服・校則は富国強兵向きなのかもしれない話

結局、「人はされたようにしかできない」ってことなのですが。 制服とも校則とも縁のない高校時代を過ごしました。  校則は生徒手帳に書かれていたのですが、「登下校時の履物は靴または下駄とする」など、いつの時代のものかかわらない文章がそのまま残っているという、要するに実質的に機能していない校則でした(現在はさすがに改訂されている模様)。先生から「校則を守れ」と言われた記憶はなく、いろいろなシーンで「自分の頭で考えろ」と迫られたことをよく覚えています。  制服もありませんでした。

こんな仕事をしています(仕事依頼について)

お仕事のご依頼はinfo@ax-factory.comまで。 ●活動領域・小中高におけるキャリア教育 ・授業づくり、ワークショップデザイン ・教材開発 ・デザイン×学び キャリア教育コーディネーター・教育研修プランナーです。授業づくりは、地域・産業界にあるさまざまな教育資源を「授業」や「教材」というカタチに表現する「翻訳作業」だと考えています。 ●得意なこと・プランニング もやもやっとしたアイデアも、やりたいことをお聞きしながら整理整頓。一緒にカタチにしていくお手伝い

フリーランスの営業活動をどうするのかという話

先日、キャリア教育コーディネーターの雑談会@オンラインで公開というイベントを開催しまして。 今回のテーマは、「キャリア教育コーディネーターのキャリアづくり」ということで、話題のひとつには「営業活動、どうしてます?」というのがありました。登場したキャリア教育コーディネーターのみなさんにも、いろいろと本音ベースで語ってもらって、みんな本当にすごいなぁと、感心することばかりでした。そこで、そういえば自分はどうなんだろう?と、あらためてふりかえってみることにしました。ちなみに私、か

【社会人のための“教育ってそうなってるのか!”講座】キャリア教育って「働くこと」に関する教育?

キャリア教育とは、 決して「働くこと」に関する教育「だけ」ではありません。 平成23年の中央教育審議会の答申では、 キャリア教育で身につける能力として、 「基礎的・汎用的能力」を提示しています。 具体的には、以下の4つの能力です。  ・人間関係形成・社会形成能力  ・自己理解・自己管理能力  ・課題対応能力  ・キャリアプランニング能力 「働くこと」に関する能力は、 4つめの「キャリアプランニング能力」に該当しますね。 さまざまな働き方・生き方に触れることや、 働く意義

言い訳ばかりでクリエイターをめざすことと本気で向き合っていなかったっていう話

昨年、通信制の大学を卒業して。 やっと。 グラフィックデザイナーを本気でめざそうと思うようになりました。 やっと、です。 ちなみに私、現在46歳。 結局、向き合うってめんどうなんだ。クリエイターにはずっと興味がありました。 現在も版画を続けている会社員の父(美大の受験経験がある=実際は理系大学出身)と、服を縫ったり手芸をしたりが得意で手先が器用な母。家族でこたつを囲んで静物画の描いたこともありました。なんとなく、絵を描いたり作ったりすることに関心が向きやすい家庭だった

オンラインではできない”リアルの価値”を探す

学校へのオンライン授業の導入、私は大賛成!です。 学校が再開されたとはいえ、 今後も休校の可能性は残っているわけなので、 学習手段の確保は、いまやっておくべきこと。 また、特に映像配信形式のオンライン授業は、 理解できるまで何度も繰り返し視聴することもできれば、 自分の理解度に合わせて進度を調整することもできる。 インフラ整備にいろいろと課題はあるものの、 それでも得られるメリットは大きいと思っています。 3月の一斉休校後、私もオンラインでの学習方法の 実験・検証・プログ

自称「クリエイター」宣言。

カードゲーム「偏愛トピック研究所」が納品されました。 クラウドファンディングでご支援くださったみなさまに発送も完了・・・ (本当にありがとうございました。) 制作に着手したのは、 2月に大学の卒業制作にメドがつき、卒展用の梱包を済ませたころ。  (卒展はそのまま流れてしまったので梱包もそのままなのですが) 卒業制作は、フルパワーで取り組んだつもりだったけど、 できないことが、本当に、本当に!たくさんあって、 というか、できないことの方が多いくらいで、 でも、これからも作り続

出会いを通して生まれるのは想像力かもしれない話。

2008年にキャリア教育コーディネーターという仕事に出会って 起きた変化のひとつに、 「全国各地に仲間ができたこと」というのがあります。 (それまでがどんだけ外と関わらない仕事だったんだって話)(笑) 北海道から沖縄まで、いろんなところに仲間がいるってのは、 例えば台風や大雪、水害なんかが起きた時に、 「いまあの人はどうしてるだろうか?」と 浮かんでくる顔が増えるということでもあって。 これもそのひとつ。沖縄戦「慰霊の日」。 実は、とてもお恥ずかしい話だけれども、 沖縄

withコロナ時代のビジネスコミュニケーションスキルの話

6月から比較的「通常営業」に戻る会社も増えてきましたね。 私は変わらず在宅勤務をメインにしているのですが、 お取引先との打ち合わせの予定も入り始めました。 とはいえ「オンラインで」ということがほとんど。 移動しなくていいってのが本当に便利ですね。 さらに、初めてお会いする方と名刺交換もなしに オンラインで「初めまして」って自己紹介するっていう、 ちょっと新鮮な出来事も起きるようになりました。 いずれはこれが「普通」になるんでしょうか。 そうして徐々に動き始めた経済活動、 で

「できるかどうか」じゃなくて「やってみる」を実感する日々の話

●いま必要なのは「学びのデザイン」の見直し緊急事態宣言下で続く休校。 それに伴い、キャリア教育コーディネーターである私たちも、身動きが取れるような取れないような、というか、どう動くか、模索の毎日になりました。 「模索の毎日」は、きっと学校の先生たちも同じなのだと思います。 子どもたちが学校に来て、授業を受ける。 あたりまえだった学校の姿があたりまえではなくなったいま、 すぐに使えるもの、あるものを使ってできることをするしかない。 時間割のような家庭学習の時間割を学校が提

自由と責任はセットだっていう話。

仕事をしていて、特にNPOとか一般社団とかいう、組織形態が不定形(笑)なところに関わっていると、何を基準にして判断していいかがわからなくなることがある。でも、私の中にはなぜか「権限と責任はセットである」という行動基準が明確にあって。しかしこれって、なぜ私の中に染み付いているんだろう?と思ってさかのぼってみた話です。 結論からいうと、明確に意識したのは、高校時代だと思います。 もちろん、ベースには、家庭環境もあるんだと思いますが。 「学園は自由なれど、責任は重し。」 高校

うまくいくことが保証されている人生なんてっていう話。

昨年くらいからジワジワと仕掛けてきた「新事業のタネ」たち。 シゴト小学校&社会人先生養成講座 と せんせいアワード。 どっちも、まだこれから実行する打ち手もあるけれど、 それでも世に出してきているのは、 何もしなければ、いつまで経ってもゼロだけど、 行動を起こせば0.1でも前に進める。 という、私のむこうみずな信条からきている。 しかし、 対外的に全貌を見せられていないだけに、 意外と雑音は多い。 もちろん、応援してくれる人もたくさんいるし、 共感してくれる人もた

「女子高生」の分類にあてはまらなかった私たちの話。

中学生の頃の教室をちょっと思い出してみてほしい。 どんなクラスにも、1・2人は、いたんじゃないだろうか。 「地味〜に浮いてる女子」が。 休み時間には中学生らしからぬ本を手に持ってたりする。 群れることもしない。 ヲタクのニオイもちょっとしたりして。 そんな中で勉強ができるタイプの女子が集まってくるのが ウチの高校だったように思う。 いわゆるマーケティング的な「女子高生」の分類には おそらくあてはまらないであろう女子。 クラスの女子の半分くらいは、そんな感じだった、と思

学歴社会なのは間違いないんだって話。

姪っ子1号。中3。現在受験生。 姪っ子なので、もちろん私の子どもではない。  (妹の子どもである) 年に数回、実家で顔を合わせる程度だし、 妹とのコミュニケーションで知る情報でしかない。 だがしかし。 高校受験という進路選択をするっていう女子が、 「身内にいる」(それもかわいい姪っ子!) という状態になってみて、あらためて、 今現在の日本て、学歴社会なんだよな、と思った。 どこも地方はこんなもんなんだろうと思うんだけど、 「子どもが物理的に無理なく通える範囲で」 と考え