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1兆円超:令和4年度補正予算のスタートアップ支援策

Axelage株式会社 - axelage.co.jp

令和4年度補正予算では政府のスタートアップ支援の方針が明確になりました。令和5年度以降も継続する基金形式のものを紹介します。

内閣官房スタートアップ創出調整連絡会議資料より

ディープテック・スタートアップ支援事業(基金1,000億円)

ディープテック・スタートアップは、リスクの高いものの中長期的な社会課題の解決にも資すると考えられる幅広い研究開発を行う企業です。本事業はディープテック・スタートアップを支援することで、革新的な技術の事業化を加速し、当該技術を利用した製品・サービス等の社会実装の実現に繋げていくことを目的とします。
補助率2/3で最大30億円の大型補助金で、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)によるハンズオン支援を強化するとともに、以下の取組を行います。

(1)実用化研究開発支援
試作品の開発、国内外の他事業者等との共同研究開発、海外技術実証、研究開発の成果を活用したF/S調査、初期の生産設備導入を含む生産技術開発等を支援。
(2)量産化実証支援
量産化に向けた研究開発や生産設備・検査設備等の設計・製作等に係る費用及びこれらの設備等を設置する建屋の設計・工事費用等を支援。
(3)SBIR指定補助金等事業
政府の課題を元に研究開発テーマを設定し、事業化・成長可能性の高い技術を実現可能性調査から段階的に選抜し、連続的に研究開発事業を支援。

経済産業省資料より

創薬ベンチャーエコシステム強化事業・バイオものづくり革命推進事業(基金3,000億円)

大規模な開発資金の供給源不足を解消するため、創薬に特化したハンズオン
による事業化サポートを行うVCを認定し、その認定したVC(以下「認定VC」という。)による出資を要件として、非臨床試験、第1相臨床試験、第2相臨床試験もしくは探索的臨床の開発段階にある創薬ベンチャーが実施する実用化開発を支援します。
具体的には、認定VCが補助対象経費の1/3以上を出資する創薬ベンチャーが行う医薬品の実用化開発に国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が補助金を交付します。
補助率2/3で最大100億円の大型補助金です。

AMED資料より

大学発スタートアップ創出の抜本的強化(基金988億円)

大学発スタートアップ創出を支援するギャップファンドプログラムの新設や地域の中核大学等のスタートアップ創出体制の整備などを行うこととしています。

内閣府・文部科学省資料より

最後に

Axelage株式会社は、世の中の多種多様な領域で興る新規事業を支援することによって、時代を加速させるようなイノベーションを促進します。上記の支援策も含めお気軽にご相談ください。

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