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大野潮騒はまなす公園(茨城県)

はじめに

毎年茨城県は「都道府県魅力度ランキング」で下位(大体は最下位)にいることが多い。住んでいる人(住んでいた)にとっては確かにそこまで魅力というものは言えないがなんで最下位なんだ!、って思うが、実際のところ住んでいない人にとっては茨城県には何があるの?って思うだろう。
2022年の都道府県魅力度ランキングでは茨城県を下回った佐賀県が最下位となっている。じゃあ筆者は住んだことがない、また記事を書いている時点で旅行にも行ったことがない佐賀県の魅力を語れるか、と言われると正直難しい。つまり知らない人にとって茨城県はそういうことであろうと思う。

東京には秋葉原や原宿、新大久保などの文化の街、千葉県は夢の国という建造物のように、茨城県にはこれといった特化しているものがない。
逆転の発想で、ランキング最下位の方がアピールができて魅力と思うのだがどうでしょう?

そんなわけで筆者が茨城県出身ということで微力ながらでも力になれたらと思い、今後とも茨城県の有名どころや隠し名所を紹介していこうと思う。

大野潮騒はまなす公園

今回紹介するのは鹿嶋市にある「大野潮騒はまなす公園」→地図
GWが明けた5月上旬、この日は筆者は車で銚子方面へ行き、朝早くから釣りに出かけていたが日が昇った後も全く釣れずボウズで帰ることに。しかし天気がいいのにそのまま帰るのも勿体ないので寄り道して帰ることにした。

そこでふと、頭の中に小さいころ晴れた日にローラー滑り台で滑ったのを思い出し、行きたくなったので立ち寄ることにした。
行くまでは「はまなす公園」と略していたが、正式名称が大野潮騒はまなす公園であったと知ったのはこの時であった。

ただ記事を書く上でやや長いので、以下「はまなす公園」と略させて記載させて頂く。

いざ公園へ

駐車場の後ろには大きな建物が
昔、こんなのあったけ…?

小さいころは建物が好きだから、なんでも入りたくなっちゃうがこのような建物があった記憶が全くない。
調べてみると平成24年にデジタルプラネタリウムが導入されたのは書いてあったが、いつ展望台が建造されたかは書いていない。中に入ると昔な感じもあったので、開園時からあったのかもしれない。(後述)

もし、知っている方がいたらコメントをいただけるとありがたい。

MAP

小さく建造名が書いてある
茨城県の名所を紹介したMAP

メインの見どころ

はまなす公園に来たら間違いなくここは回っておこうと言う場所。
ちなみに公園なので普通に野外で遊べるスペースはあり、道具持ってきてキャッチボールやフリスビーしたり遊ぶのもいいだろう。シーソーなど遊具もちょこっとあったりする。

はまなす園

公園の名前のある通り、はまなす(浜茄子)の花が植えてあるエリア。
行くまで知らなかったが、はまなすって春~夏にかけて花を咲かせるようだ。

見頃のはずだがまだ早かったようだ
でもちゃんと咲いている子もいます

ローラー滑り台

はまなす公園の名物といえばこのローラー滑り台。
子どもの頃に滑った記憶が鮮明に甦る。

年季の入った看板
最上階に上がると綺麗な風景

では実際に滑ってみましょう。全長154m。

滑り台で落とし物は注意
大人になったから小さく感じる
道中に残りの距離
道中にあった誰かが使った敷物(後述)
残り50mだけど長く感じる
ほぼ終点
ちなみに残念ながら今は日本一ではない
下から見た風景
親は横を走りながら写真撮ってくれてたんだなぁ

久々に滑った感想だが懐かしかったが、20mほど滑ったところでお尻が痛くなった。昔はそんなことなかったけど、やはり歳を取ったのを実感する。
そりゃあ敷物して滑りたくなる気持ちも分かるが問題点がある。

下に物を敷いて滑ってはいけないルール

そう、看板にある通り物を敷いて滑ってはいけないのである。ルール違反である。
恐らく敷物して滑っても痛くて途中リタイアし放置したのだろう。筆者は最後まで我慢して滑ったのだが、あとから滑っている方は途中リタイアし道中で降りていた。

ちなみに、前述にあった高学年・慣れた人はお尻をつけないでしゃがんで滑るのをお勧めしていたので試してみたが、バランスがとれずすぐに座ってしまう。手袋無しで、手すりをもって滑ると手が痛くなるので2回目の滑りは諦める。
しゃがんで滑ることができる人はいるのだろうか?

広場

イベントを開ける広場がある。でも最近開かれた様子はなく、あまり手入れされていない。
もしかしたら昔はここでヒーローショーとか行われていたのかもしれない。

歴史を感じるステージ
お土産屋だっただろうが、今はシャッターが閉まっている
お土産屋ではないが、一応曜日限定で開くこともあるそうだ

周辺散策

散歩、ウォーキングするにはいいところであり色々と見るところはある。

分岐点

長者橋

シンプルな橋

水車

水量が足りないのか壊れているのか動いていない

昇竜の滝

滝もある
小さな滝

弁天池

七福神、弁天様の祠

音のトンネル

一見普通のトンネルのようだが・・・
震災の影響はここにも

間欠泉

写真を撮ってないが、一応文章で紹介。
時間で間欠泉が見られることがあるそうだ。

天気がよくお散歩日和で、特にこの時期は気温も湿度も丁度いい時期なので歩いていてとても気持ちがよかった。

展望塔

周辺散策したので展望塔へ行くことに。
ちなみに前述あるようにプラネタリウムがあるとのことで観てみることにする。

入り口に色々案内

看板にあるように、なんと300円で展望台に行けつつ郷土資料館、プラネタリウムも見れてお得。
多分市営なので安くできるのであろう。

エレベーター?それとも階段?

展望台に行くにはエレベーターか階段を選べます
開園時から改修しながら使われてる階段の雰囲気
筆者は登りは階段帰りはエレベーターを

プラネタリウム

開演時間でないときはプラネタリウム室は閉まっている

実は筆者は人生でプラネタリウムを観たことがなかったので、この時とてもワクワクしていた。
2点放映されたが、今回は自然をモチーフにした宇宙空間と月の説明が上映された。ちなみに月の説明においてナレーションの人、聞いたことあるな、と思ったらやっぱり葛城ミサトさんだった。

展望台

プラネタリウム観終えたあとは景色を見に展望台へ。
前述の通り登りは階段で。

天気がよく綺麗な景色で、遠くには鹿島臨工場地帯が見える
鹿島灘特有のヘッドランドが見える
大洗方面にもずらっとヘッドランドの列が

このように綺麗な海が見える。なお山側では筑波山が見えるはずだがこの日はやや霞んでおり、写真で撮るとただの一面緑だけなのでボツとなる。
ちなみに冬の空気が澄んでいるときは富士山はもちろん、なんと東京スカイツリーも見えるのだとか。ここから見えるスカイツリーは気になる。

おわりに

ふと行こうと思ったはまなす公園だが、小さい頃を思い出し懐かしく、また天気も良くて散策にはとてもよかった。
しかし茨城県特有の問題だが、基本的に観光地のアクセスが悪いことである。はまなす公園へは電車でも行けるが、その場合は鹿島臨海鉄道の「長者ケ浜潮騒はまなす公園前」から徒歩10分。
ただ、その最寄駅まで行くのに電車の本数も少なく予定立てるのが難しい。参考までに水戸駅から1時間〜1時間15分、鹿島神宮駅から15分弱。

よって、はまなす公園に限らず茨城県で観光するなら、自家用車かレンタカーを借りて移動するのを強くオススメする。
バスも走っているがエリアによってはかなり本数少なく走る場所も限られるので、観光で使うのはあまりオススメしない。

もちろん、場所によっては公共交通機関使っても観光しやすいところもあるので、いずれ紹介できたら思う。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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