見出し画像

2. スイス・チューリッヒ

KLM航空でヘルシンキからスキポール空港でトランジットし、チューリッヒ空港へ移動しました。
この旅行の第一目的地へ行くには、どうしてもチューリッヒを経由するしかありませんでした。

スイスは物価が高いので宿泊費も高い!そこで民泊向けアパートを借りて2泊3日ほど滞在しました。トラムで一駅の場所にスーパーがあったので、そこで野菜や食材を買って息子の食事を作って食べさせていました。

チューリッヒというと金融の中心地というイメージですが、町自体はとても小さくて1日もあれば十分回れてしまいます。
リンデンホフの丘(Lindenhof hill)』で町を一望したら、町のアイコンでもある『フラウミュンスター寺院(Kirche Fraumünster)』へ。
Tel: +41 44 221 20 63
住所: Münsterhof 2, 8001 Zürich
Web: www.fraumuenster.ch

金色の大きな時計が堂々としていて、スイスはやはり時計に対して一家言あるのだなと感じました。

あとは『聖ペーター教会(St. Peter Pfarrhaus)』の簡素な教会を見学したら川を渡って新市街に出ます。

二本の塔が印象的な『グロスミュンスター大聖堂(Grossmünster)』のたもとに出ました。この塔を作曲家のワーグナーは「こしょう入れみたいだ」と言って笑ったそうですが…確かに似ています。

Tel: +41 44 252 59 49
住所: Grossmünsterplatz, 8001 Zürich,
Web: https://www.grossmuenster.ch/en/

少し散策するとチューリッヒ湖に出ます。

これで町は全てなので、翌日はレンタカーを借りて周辺国で観光しました。
レンタカーはEU圏内であれば国際免許証があれば借りられます。事前にオンラインで日時と車種、ベビーシートを予約しておきました。
※スイスはEU非加盟国ですが国際免許証でOKでした。

スイスよりのフランスの片田舎にある『ロンシャンの礼拝堂』へ行きました。チューリッヒからは高速道路と山道を2時間半ほどドライブ。
なにもない小さな村から山道を入ると、突然、印象的な建物が現れます。

ロンシャンの礼拝堂 Colline Notre-Dame du Haut, Ronchamp
Tel: +33 (0)3 84 20 73 27
住所: 13 Rue de la Chapelle, 70250 Ronchamp
Web: http://www.collinenotredameduhaut.com/lang/en

受付で入場料を支払い建物を出ると、小高い丘に世界的建築家「ル・コルビュジエ」の晩年の傑作と言われる白い建物が現れます。
『ロンシャンの礼拝堂』は世界遺産にも登録されていて世界中の建築ファンが訪れる近代建築の聖地です。

建物の内部は四角いステンドグラスから色とりどりのささやかな光が漏れて、しっとりとした空気に包まれています。
外観は有機的なフォルムをしていますが、内部は素朴だけれども直線的で、そのコントラストもユニークだなと思いました。

一通り内部と建物周辺を見学しつつ、息子の歩行練習に付き合います。

敷地内には「レンゾ・ピアノ」が設計した修道院もあり、この日は集会が開かれていました。レンゾ・ピアノは銀座エルメスのガラスのレンガビルを設計した現代建築の巨匠の一人。コンクリートとガラスから漏れる陽の光の空間はル・コルビュジエへの尊敬の念が感じられます。

修道院では修道女の皆さんが明らかに異教徒の我々にも暖かく対応してくれました。なぜか一緒に記念撮影をしたいと言われて彼女たちのデジカメで写真を撮りました。

その後は、礼拝堂近くの村にあるローカル料理を出してくれるレストランでランチをしました。
地元に住む年配のご夫婦やファミリーが昼からワインでゆっくりとお食事を楽しんでいました。
小さな子ども連れは難しいかな…と思ったのですが、ベビーチェアが出てきて子ども用の食事も出してくれました。
名物の鯉のような川魚の唐揚げを頂きました。嫌になるくらい同じものがどっさりと出てくるところが、ヨーロッパの田舎の食べ物らしくていいな、と好感を持ちました。

Marchal
Tel: +33 3 84 63 18 15
住所: 26 rue des Mineurs, 70250 Ronchamp, France
Web: http://restaurantmarchal.com/

それからドイツ側に国境を抜けて、世界的なデザイン家具で有名なヴィトラのショールーム『Vitra Haus(ヴィトラ ハウス)』に立ち寄りました。

館内にはデザイン家具のアーカイブとも呼べる世界の名作が展示販売されていました。傑作と呼ばれる家具から、今どきのちょっとした雑貨まであります。キッズルームの家具やおもちゃはそのまま子どもが遊んでOKでした。

敷地は『Vitra Campus(ヴィトラ キャンパス)』と呼ばれるデザイン家具の複合施設になっていて、ミュージアムや工場などがあり、どの建物も世界の一流建築家やデザイナーが設計しています。
この『Vitra Design Museum(ヴィトラ デザイン博物館)』は世界中で度肝を抜く素晴らしい建築を発表し続けているフランク・ゲーリーの設計。
向かいには安藤忠雄設計の会議場やイームズのチェアのベンチなどが置かれていて、敷地内にある殆どの建物と設置された者は名だたるデザイナーの作品でした。アート好きにはたまらない場所だと思います。

チューリッヒに帰ってきて車を返却したら、チーズフォンデュの専門店でディナーをしました。このお店はウェブ予約ができるので、事前に予約をしていくと良いと思います。

Swiss Chuchi(スイス コッヒ)
Tel: +41 44 266 96 96
住所: Rosengasse 10, 8001 Zürich
Web: https://www.hotel-adler.ch/index.php/en/restaurant

観光客向けのお店ですが、冬の寒い中で熱々のチーズを食べる経験は十分に楽しくて美味しかったです。帰国後も家でチーズフォンデュを何回かやって、我が家の定番料理に加わりました。
チーズフォンデュラクレットチーズを一つずつ注文して、2名でシェアして食べました。サーブの際に店員さんが英語でやり方を説明してくれます。
息子はちょうど寝てくれたので、大人だけで美味しくいただきました。

食後はリマト川沿いを少し散歩して、翌日は長距離の電車移動になるので荷造りをして就寝しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?