伝え方が9割|読書レポート
どうも!新卒でWeb広告の業界で働いている”やす”です。
本日も本の要約をし、これまで得てきた考えと絡めつつ、どのような行動に移していくのか記載させていただきます。
本書の選定理由
私が本書を選定した理由が2つあります。
1つ目は、コピーが出来ると9割の仕事は楽になるからです。
先日、22卒の研修合宿があり、そこで初めて社長直々に研修を行っていただきました。
その際に、誰が、何を伝えるのか?そして、コピーの重要性について学びました。
社長からもコピーが出来るようになると9割の仕事は楽になる伺いました。
実際、現場に入ってからもこのコピーの重要性については本当に実感しており、伝え方、コピーについての理解を深めたいと考えました。
2つ目は、相手を考えた伝え方が出来ていないからです。
これはクライアントワークや広告文などどちらにも言えます。
結局、誰に伝えたくで、その相手がどんな状態なのかを全く見えていない中での伝え方になっているからだと思います。
そこで、改めて書籍の中でより良い伝え方やコピーの考え方を体系的に学び、自身の成長に繋げていきたいと考えました。
書籍情報
書籍名:伝え方が9割
著者:佐々木圭一
伝え方は人生を左右するほど大事
何事においても伝え方は非常に重要です。
その中でも、ビジネスマン、社会人であればその重要性は如実に感じると思います。
例えば、LPの納期が守れていない状況があるとします。
その場合、良くない人はそのまま「LPの納期が守れていないので、納期を伸ばしていただいてもいいですか?」と言います。
もちろん、これでは相手としても不満に感じられやすいでしょう。
しかし、この状況を「更にクオリティを上げたいので、もう少しだけ納期を延ばしてもよろしいでしょうか。」と言ったとします。
その場合、相手からしたら更にクオリティが上がるのであれば、むしろ納期が多少ずれても問題ないという思考になり、納期の延期が実現する可能性がより高まります。
この例は、まさに私の会社でも同じようなことがありました。
LPの納期が遅れた状況があったのですが、クライアントさんに対して、LPの納品が遅れることに加えて、メリットになることを伝えていました。
その結果、全くもって揉める状況は起きず、むしろ感謝されるぐらいの対応をしていました。
やっていること自体は同じだとしても、伝え方を変えるだけでこうも相手への捉えられ方や関係性はより良いものに出来るのだと感じました。
伝え方の基本ルール
伝え方には大きく分けて3つのステップがあります。
1.自分の頭の中をそのまま言葉にしない
2.相手の頭の中を想像する
3.相手のメリットと一致するお願いをつくる
それぞれ1つずつ解説していきます。
1.自分の頭の中をそのまま言葉にしない
自分の頭の中を伝えるだけでは、伝え方が良いとは到底言えません。
例えば、女の子をデートに誘う時にそのままデートに行こうと伝えても、よっぽどのイケメンではない限り、難しいです。
2.相手の頭の中を想像する
まず、デートを誘う時にまず相手の頭の中を想像するようにすべきです。
その際に、女の子がイタリアンを好きだとします。
3.相手のメリットと一致するお願いをつくる
その女の子はイタリアンが好きなため、「驚くほど美味しいパスタがあるから行かない?」と伝えるとより、OKをもらいやすくなります。
要するに、自分自身の直接的なメリットを伝えるだけでは、相手は動いてくれないです。
相手にとってどんなことがメリットなのか考えた上で、伝えることが大事になります。
また、この時に「驚くほど美味しいパスタと本格的な釜で焼いたをピザが食べられるお店を知っているんだけど、どちらか行かない?」と言った形で選択肢を提示して伝えると、相手はそもそも、行く行かないを考えるのではなく、どっちかに行きたいなという風になります。
実際、この手法は私達22卒も行ったテレアポでも学びました。
日程調整を切るときなどに空いている日がありますかの選択肢ではなく、◯日と◯日ならどちらが空いていますかといった形で、Yes前提で選択肢を提示するというのは確かに非常に良かったと感じました。
そのため、これをクライアントワークや自身でコピーを作成する際に活かしていきます。
強い伝え方をする技術3選
強い伝え方になる具体的な方法を3つご紹介します。
1.サプライズ法
2.ギャップ法
3.クライマックス法
それでは、1つずつ解説していきます。
1.サプライズ法
サプライズの言葉を設けることでより印象が強まります。
有名な言葉として、「そうだ 京都に行こう」も「そうだ」が無ければすごく簡素な感じがして、京都へのインパクト度合いが大きく下がると思います。
また、ビックリマークなどを入れることでより強調した表現になります。
2.ギャップ法
ギャップ法とは、伝えたい言葉の反対の言葉を使うことにより、スタート地点を下げ、本来伝えたい言葉が印象に残るようにすることです。
例えば、「No,1にならなくてもいい、もともと特別なOnlyOne」や
「お前のためにチームがあるんじゃねえ、チームのためにお前がいるんだ」という名言などにもギャップ法が盛り込まれています。
その他にも、「大学の時ハンドボール部を何度も辞めたいって思っていたけど、やっぱりハンドボール部を最後まで続けて良かった!」と追いコンで伝えたことがありましたが、これなども同様の手法だと思いました。
この前振りに反対なことを伝えることで伝えたい事がより目立ちます。
3.クライマックス法
クライマックス法とは「これだけは覚えてほしいんですが」や「これだけは忘れないでください」というと人は集中して聞こうとする手法になります。
クライマックス法の使い方は伝えたい言葉を決めて、その言葉の前にクライマックスワードを加えるだけです。
その他にも、「ここだけの話なんですが」や「ここが重要なポイントなんですが」などと伝えることでもより強調できると感じました。
確かに、話の上手い人や印象が残る言葉の前にはクライマックスの言葉が使われているなと思います。
強い言葉というのは、そもそも見た人や聞いた人が感動させる言葉です。
私の上長の話し方やテキストは本当に心が動くような内容だと思います。
そして、上長自身もそれを無意識に使っているのではなく、相手に対して常にどうなってほしいのか考えた上で言葉1つ1つを使っているそうです。
実際に、言葉を自在に操れるようになるだけでコンサルワークは本当に簡単になるとおっしゃっていました。
逆に、どんなにWeb広告の運用スキルがあったとしても、それを伝える力がなければすごさは伝わらないですし、相手への信頼は勝ち取れません。
どのような行動に移すか
本書を通して、伝え方の重要性やどのように伝えるべきかを学びました。
正直、より良い伝え方のテクニックなどは今回取りあげたもの以外にも本当にたくさんあると思います。
しかし、根本的に伝え方を良くする方法は非常にシンプルで冒頭に伝えた基本ルールの3点だと思います。
1.自分の頭の中をそのまま言葉にしない
2.相手の頭の中を想像する
3.相手のメリットと一致するお願いをつくる
そのため、今回行動計画は下記の行動を行います。
・社内外の報連相を行う際に、相手のメリットと一致するような文章を作成し、先輩にFBを頂いた上で報連相を行う。
今週は中間報告などクライアントさんに連絡することが多いため、その際に相手のメリットとなる文章が書けるかがクライアントワークを上手に行う上で大切となってきます。
そこで、先輩にFB、アドバイスを頂いた上で相手のメリットと一致するような文章を作成します。
そして、成果を出している人材は、この3点はマストで押さえていると思います。
この行動を取ることが私の成長にも繋がると考えたので、今週から取り組んでいきます。
また、これは補足ですが、上長から記事LPを作成する極意を教えていただきました。
正直、売れるようにするためには、色々なテクニックや深層心理を学ぶべきかと思っていましたが、実際はそんなに難しく考えることはなく、あくまで考えることは3点だとおっしゃっていました。
それは、、、
①話を聞いてもらう態勢をつくる
②言いたいことを言う
③買ってもらう
これだけであり、この3つを満たせていればどんな伝え方をしても問題ない。本当にシンプルだと言う風におっしゃっていました。
そのため、伝え方という部分も難しく考えるのではなく、まずはシンプルに3つの基本ルールに則って、考えていきます。
「結果目標」と「行動目標」
■結果目標
「信頼されるコンサルタントになる」
▼目標」と「行動目標」
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