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【生きるに値する社会をつくる #34】 なぜ、つい人間関係は崩れていきやすいのか?(後編)

こんにちは、「生きるに値する社会をつくること」を目的に活動しているカウンセラー・コーチ・作家の水樹ハル(@harumizuki423)です。



今回のテーマは、

「なぜ、つい人間関係は崩れていきやすいのか?(後編)」

というテーマでお話していきます。

PODCAST横サムネ


あなたは今、人を応援できる力の必要性を感じていませんか?

この素敵な想いを持つあなたは、親や先生や周りの人に応援してもらって、「ありがたかったなぁ・・・自分も人の応援をできる自分でありたい」と思っているのではないでしょうか?

そういう感謝の気持ちを忘れない、素敵な方だと思っています。

だから、人に社会に貢献したい気持ちがあるわけですね?


でも、世の中には「余計なお世話」という言葉がある


「応援できる自分でありたい」と思ってはいるけど、これって「余計なお世話、お節介にならないかな?」と不安になるのが、人間ではないでしょうか?


実は、今回はお話したい内容のテーマがこの「余計なお世話、お節介にならないサポートをするためには何が必要なのか?」ということなんです。

このことについて、お時間いただければ嬉しいです。


今回のお話をする上で、前提となるのが、昨日の配信でもお伝えしていた「課題の分離」というものです。


例えば、あなたと友人がラーメン屋に行ったとしましょう。

あなたはこのお店の、

「濃厚魚介だし醤油味のつけ麺を食べたい!」

という想いをはせてやってきた。


なのに、友人が

「とんこつラーメン食べないなんてバカだよ」

と言ってきたらどう思いますか?


「いやいや!自分が食べたいものは自分で決めるからさ!」

となりますよね?



「濃厚魚介だし醤油味のつけ麺」をオーダーするかどうかは、あなたの自由、あなたの課題であり、ご友人の課題ではない。

つまり、人間関係が不仲になるのは、こういう課題の分離ができていないとき・・・相手の価値観や希望を尊重できない時、良かれと思ってっていうのも含めてコントロールしてしまっている時に起こるものであるというお話をしました。



そうなると、

「人間関係って淡白にならないですか?」

という相談をいただくことがとても多いんですね。



たしかに、おっしゃる通りです。

あなたは、とても人間関係のセンスがある人。

向き合う力がある人です。



その力を微力ながら、さらに高めていただける知識、内容である、

「余計なお世話、お節介にならないサポートをするためには何が必要なのか?」

をお話しさせてください。


余計なお世話、お節介にならないサポートをするためには何が必要なのか?

結論としては、、、

「相手のゴールを知っておく」

ということです。


ぼくはいろんな職種・年齢の方にカウンセリング・コーチングをさせていただいているんですが、その中で少し事例をお話しさせてください。


例えば、ある20代半ばの女性Aさんのお話です。

Aさんに初めて部下のBさんができました。


Aさんは社会に対する使命感があり、人のために動きたいし役に立ちたい気持ちが強い方なので、Bさんが失敗しないようにいろんな手助け、サポートをしていました。

Bさんは、わからないことだらけなのでAさんに頼りながら仕事を覚えていけてとても助かっていました。

それから3ヶ月が経った時、Bさんは一通り仕事を覚えてきたので、AさんはBさんの仕事への使命感をアップさせてあげたいと思い、「こんなふうに働くべきだよ」と伝えるようになったのですが、Bさんのリアクションはイマイチ上がりません。


なのでAさんは、

「なんで教えてあげてるのにわからないんだろう?盛り上がらないんだろう?」

と悩んでいたんですね。


実は、Bさんのゴールは、

今はまだ給料がもらえて生活ができていたら良い。まずは、仕事に慣れたい!

だったんですね。



でも、AさんはBさんのゴールを無視して、

「社会的意義を感じながら働いた方が、楽しくなるよ!」

という価値観を押し付けていたわけです。

人によって価値観が違うし、ペースもフェーズも違う。



でも、このことに気づいてからは、Aさんは軌道修正。

程よい距離感で接するようになり、、、その後、BさんはAさんの仕事っぷりにかっこよさを感じ、

「どうやったらAさんみたいにわくわく働けるようになれるんですか?」

と質問をしてもらうようになったのです!


そこで、Bさんのゴールが変わった!

それからAさんは、そのBさんの新しいゴールに貢献できました。


相手がどんな自分になりたいか、どんな希望を持っているのか」を知っておく

この事例って結構シビアなんですけど、大事なのは、

「相手がどんな自分になりたいか、どんな希望を持っているのか」

を知っておくことで、その人への貢献の仕方って変わってくるということです。


なので、「私は、相手のゴールを知っているか?」と自問自答して、「そういえば知らないな」と思ったら、質問して相手が何を求めているのかを知っていくと、仕事もプライベートも人間関係が豊かになってくるということをお伝えしたいと思い、配信させていただきました。


次回

次回は、9月から始めるインスタグラムライブ配信のことについてお話しさせていただきます。




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・公務員を辞めてフリーランスとして生きる上での在り方のお話 ・ライティングや、仏教哲学、心理・脳科学に関するお話 ・人生のゴール「チャレンジを応援しあえる世界の実現」を応援できる ・まだ世には出せない話、ハルの心の中の考えを知れる

ストーリー制作専門のWebライター、カウンセラーとして、「チャレンジを応援しあえる世界」を実現することを目指す、水樹ハルのnoteマガジン…

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