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水樹ハルの「まだ世には出せないお話」

ストーリー制作専門のWebライター、カウンセラーとして、「チャレンジを応援しあえる世界」を実現することを目指す、水樹ハルのnoteマガジンです。 ※2022年8月からは、「まだ… もっと読む
・公務員を辞めてフリーランスとして生きる上での在り方のお話 ・ライティングや、仏教哲学、心理・脳科… もっと詳しく
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2020年11月の記事一覧

あなたに必要な「たった一人の味方」(#連載85)

▼前回の連載note記事 「キミがあーだこーだ言おうかこの(公務員)業界は枠があるからね」 2012年当時、シルバーのメガネの耳かけの部分を唇に押し当てながらヘラヘラと笑いながらそう言ってきたのは髪型横分け、身体も目も細めの50代の上司でした。 今でこそこの人に対して、 「きっとこれまで公務員の業界の枠にとらわれて前向きに物事を考えられなくなったんだな」 と客観的に思えますが、その当時はかなりイライラしていました。というのも、ぼくは学生時代からイキイキと働いているオ

おかげさまで38歳になりました!(連載#84)

前回のnote記事 おかげさまで11月25日をもって、38歳になりました。 2年前には著書「グッバイ公務員」の納品を受けに大阪から奈良の出版社に向かっている途中に自動車事故にあいました。 認知機能が低下していたおじいちゃんが運転するシルバーの乗用車が信号無視で横から突っ込んできたのです。 映画のシーンで事故のシーンってありますよね? あの数万倍の衝撃がぼくを襲いました。 車が浮き、運転席右側のドアと地面との摩擦音が響き、車全体がスライドしました。 交通量の多いバ

うつ・メンタルを崩した人にとっての一番の薬とは(連載#83)

▼前回の連載note記事 「この税金泥棒!」 というクレーム電話や、 「本日〇〇市役所の職員が〜」 という公務員バッシングを経験していることもありましたが、ぼくは「公務員」という職業に誇りを感じられていませんでした。 その根本理由は、住民から 「ありがとう」 と感謝をされることが、ほぼなかったからです。 そして、公務員歴7年目から4年間、ぼくは「精神保健福祉」の担当として、自傷行為や傷害事件を起こすおそれのある人を精神科病院に車で移送したり、そのご家族からの電

やらない後悔より、やる後悔(連載 #82)

▼前回のnote記事 「これからの時代、公務員が安泰や」 2000年、18歳のぼくに母と父はそう話していました。 でも、二人とも公務員ではありません。 「ラクそうに見えるから」 「テレビで言っているから」 このように、この世界には「なんとなくの世界」があり、ぼくもその「なんとなくの世界」の住人でした。 学生時代のぼくの役所のイメージは、広いフロアがあってそこで「住民票をください」と関わる程度。「なんとなく」こういうデスクワークの仕事なんだろうなと思っていました。

人からどう思われるかより、どう向き合いたいのか(連載 vol.81)

▼前回のnote記事 「毎度おおきに!いつもすんまへん!」 石原軍団でおなじみの渡哲也のような顔立ちの父は、仕事の取引先の人にそう電話でハキハキと明るく話していました。 サンダルやミュールの靴底を作る職人仕事と、土木の仕事で毎月収入は50万円ほどあったと母から聞いたことがあります。 なので、ぼくが小学校高学年の頃までは毎週末に焼肉を食べに行ったりもしていました。 しかし、 ある時期から 一切行かなくなりました。 中学生になると「バブルが弾けた」というテレビのニ

【自己決定力】健康長寿で経済も豊かなのに自殺者が多い日本に足りないもの(連載 vol.80)

▼前回のnote記事 亡くなった母は「人の役に立ちたい」人でした。 なぜなら人に「ありがとう」と言われることが嬉しいからでした。 例えば、「ご飯が食べられない」という知り合いがいたら生活保護の申請を一緒に役所にいったりもしてましたし、「家がなくて困ってる」という人がいたら、知り合いの大家さんにかけあったりもしていました。 そんな姿が記憶に残っています。 ぼくが大学受験に失敗して、浪人し、予備校に通う生活をし始めた時から約7年間、母は昔からの夢だったカラオケスナックの

#79 「なんでもいい」では、幸せにはなれない【自己決定力の必要性】

▼前回のnote記事 小学生低学年の頃の話です。 先日、ふと思い出しました。 毎朝、母が、 今日夜ご飯何食べたい? と聞いてくれていました。 でも、ぼくは、 「なんでもいい」 と答えていました。 すると母は、 「そうか」 と答えました。 学校から帰って部屋で漫画を読んだりゲームをしていたら、、、20時頃になると、 「ご飯やでー!」 と母が呼んでくれるのでリビングに向かうわけです。 すると、高野豆腐と水菜と牛肉を醤油ベースの出汁で煮たところに卵でと

#78 【note復帰】自分を知る学校オフィシャルサイト・カリキュラム始動について

▼前回のnote記事 noteの更新が止まっておりすいませんでした。 この間、何をやっていたのかというとですね・・・「自分を知る学校」のHPとカリキュラムの立ち上げを行なっていました。 自分を知る学校オフィシャルサイト 今、就活生とか、「やりたいことがよくわからない」という社会人など、進路選択ができなくて悩んでいる人がいると思います。 その最大の悩みは、「自己決定ができないこと」ではないでしょうか? 悩む時間が長かったり、「本当はこっちの道に進みたいのに、なぜ何故