見出し画像

経営日記2023年12月30日・ヨガ哲学サント―シャ(知足)

東京から、おはようございます。2023年12月30日土曜日です。
今朝はいつもより30分早く起き、始発の井の頭線・京王線を乗り継ぎ、
高尾山に登ってきました!いつもは一人で行くのですが、今日ははじめて夫が同行してくれて、下山したあとに駅直結の温泉にも入ってきましたよ。その後、渋谷オフィスに通勤しました。

山頂からの富士山


温泉も入れます。8時からやっていて、下山して8時に入るのがわたしのルーティン。


今の気分は「いきいき」です。
今日のヤマ(禁戒しないこと)・ニヤマ(勧戒すること):サント―シャ知足
本日のスケジュールは下記のとおりです。
午前  5時~高尾山へ
   11時~デスクワーク(本書き、メール対応、会計記帳)
午後 2時ごろまで午前の続き
夜  自宅で過ごします

きのうは会計事務所のメンバーは2023年最後の勤務とのことで、みんなで社内でパーティをしたよ!と写真が送られてきました。
みんなで仲良く過ごしてくれているのがうれしいですね。

縫製ショップ「はりこ」は、4月の水祭りを除いて年中無休ですので、毎日営業をしています。ぜひお越しください!(ヤンゴンです)

ヨガ哲学を紹介します。

ヨガはポーズの練習、エクササイズのようなものをイメージされる方が多いと思います。実際は練習や勉強を深めていけばいくほどそうではないということがわかります。
ヨガはもっと多面的に人の暮らしや人生を豊かにする指針のような役割を持っています。そのために推奨されている実践方法を紹介したいと思いますが、その一つが「ニヤマ」(勧戒・行うべきこと)です。

ヨガ哲学の八支則の中に、ヤマ・ニヤマという考え方があります。
「ヤマ」は行ってはならないこと、
「二ヤマ」は行うべきこと、を意味します。
「ニヤマ」には五項目があります。
①シャウチャ清浄
②サント―シャ知足
③タパス熱業
④スワディヤーヤ自己学習
⑤イーシュワラ・プラニダーナ神への祈念
私は毎日今日の自分のテーマをヤマ・ニヤマの10項目のうち一つを決めて実践するように心がけています。(うまくできない日もとても多いです)



②サントーシャ知足
を紹介してみたいと思います。
「サント―シャによって、最上の喜びを得る」とヨーガスートラの解説書では書かれています。
サント―シャの意味は「足るを知る」日々の暮らしで実践していきましょう。
中国の思想家老子は「足るを知る者は富む」という名言を残しています。仏教でも知足の大切さを学びます。ヨガ哲学においても知足は重要な概念です。今、自分の手の中にないものに目を向けるよりも、すでにあるものに感謝し、満足することで豊かな気持ちで生きることの大切さを説くものです。コップの中心線まで水が入っているとして「半分しかない」と思うか「半分もある」と思うか、これにより人生の捉え方は大きく変わるでしょう。糖尿病のある生活において、「ああ、わたしの体の状態は良くない。ハンディキャップを背負ってしまった」と捉え自身の身体に自信をなくして過ごしていくよりも、「インスリンを適切に使ってコントロールさえすれば、健康に長生きができる」と考えて人生を過ごしていくことのほうが豊かな態度です。日々体調が変わりゆく中でも、常に自信たっぷりに過ごしていくことは難しいものですが、基本的な姿勢としては「糖尿病でもなんでもできる」と捉える方が気持ちが良いです。また、「無病息災」ではなく「一病息災」という言葉があります。糖尿病があるおかげで、より健康に気を使って生活する結果、自身を大切にし、無理をせず、結果的に健康的に暮らしていけるとなれば素晴らしいことですね。ですから、わたしは「一病息災」という言葉が真理だと思っています。糖尿病でなかったとしても、誰にでもちょっと弱いところがあるものです。
わたしは27歳で1型糖尿病を発症するまでは自身の健康を省みず、夜遅くまでお酒を飲んだり、睡眠不足の状態で翌日の仕事に行くというような不健康な生活をしていました。そんなわたしのことを1型糖尿病が規律してくれ、毎日の生活習慣を改め、結果的には心身ともにより健康になったと感じています。

さて、サント―シャ・知足は「今の状態に満足する」ということから、向上心をそいでしまうのではないか?改善すべきことに目を向けずに現状で満足してしまうという悪い意味にもつながるのではないかとの懸念があると思います。ヨガ哲学はひとつの教えをただ守るのではなく、さまざまな哲学の概念を複合的に実践することが大切で、たとえば、
:「サント―シャ知足」×「タパス修業」×「スワディヤーヤ自己学習」
「タパス・修業」や「スワディヤーヤ自己学習」の概念と組み合わせて考えることをおすすめします。常に修業、練習、そして自己学習を怠らず、進めていく。その際に「もっともっと」と追い求める態度ではなく、すでに手中にあるものにも感謝する。このようにヨガ哲学を全体として実施していくことによって、「現状に満足する」という悪い意味には決してなりません。
:「サント―シャ知足」と「シャウチャ清浄」
シャウチャの項目で身の回りのは片付け、整理も大切であると学びました。それにより自分が今もっているものが何かということに目が向きます。そしてそれらを大切に感謝します。サント―シャの気持ちを持ち、シャウチャを実践していくこともヨガ哲学の実践です。

今日もお読みいただいてありがとうございます。
それではみなさま今日も素敵な一日をお過ごしくださいね。