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都会も田舎も知っている強み〜情報、人のシェアがもつ破壊力〜

同世代との交流@淡路島

東京から淡路島に来て4度目の冬を迎えている。
淡路島の生活にもすっかり慣れ、大切な人もたくさんできた。
そして大学も就職先も東京だった私には、東京にも多くの友人がいる。

私は淡路島に来て起業をし、東京から移住してきた仲間達と事業をしながら生計を立てている。
そのため、ネイティブ淡路島の若者からしたら、よくわからない思考回路の人なのかもしれない。

私自身もまた、ただの馬鹿話しかない空間よりも少し真面目で為になる空間を好むため、深く付き合いたいと思う同世代が淡路島には少ないという印象を持っていた。

類は共を呼ぶ

最近、そんな移住者の私だから感じた面白くて嬉しい出来事があった。
まさに深く関わらないであろうと思っていた同世代の男の子との出来事。
彼は水産会社で10代から働いていて、元気でお調子者という印象だった。
そんな彼は仕事に燃え始めた。責任感が芽生え、新しいことにチャレンジし、社長に新しい試みの提案をおこなっているのだ。

そして、頑張り始めたタイミングから、よく連絡をくれるようになったのだ。
きっと彼にとっても私は深く交わらない存在だったのだと思う。
ただ、彼自身の心境の変化と共に私が少しだけ関わりたい存在に昇格したのではないかと推測している。

水産に関してはもちろん彼の方が実力がある。ただ、ずっと淡路島で水産だけを仕事として来た彼と、東京で様々な人脈と情報に揉まれていた私とでは情報と人脈が違う。
どちらが優れているなどの話ではなく、彼の役に立てる部分が私には大いにあるし、彼を応援したいと思うようになった。

試験に受かったり、手探りで挑戦している彼の姿は魅力的だったため、私から食事に誘ったり、真面目な話をよくするようになった。
コンビニであっても、彼から向上心のある話を振ってくるのが当たり前になった。
高め合える友達ができたようで私も嬉しくなった。

当たり前がきっかけに

私は彼に、とっておきの友人を彼に紹介した。
マーケティングなどノリでやってきた彼にとって、その道で活躍する同世代は刺激的だったようで、テンションが上がっているのが目に見えてわかった。
「しょうごくんの友達はいろんなすごい人がいてええな!」と目を輝かせていたのが印象的だった。

置かれた環境によって情報や人脈が変わり、周りの基準によって視座も変わる。
頑張りたいと彼が視座を上げたことで、新しい人脈と出会えたのだと思う。
移住者として、私自身に力がなくても、知っている事や面白い人を紹介することで、地元の活力がある人に今まで見えなかった可能性を見せる事が出来るのだと知った。

そして、スイッチの入った人が一人でも増えればその周りも影響されて良い循環が生まれていくのだと思う。

東京からの20代移住者だからこそできることをまた一つ見つける事ができた。


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