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【淡路島クエストカレッジ】地域課題とチームビルディングを学ぶ「龍谷大学スタディツアーin洲本」

龍谷大学政策学部1年生50名の学生さんたちと、海洋ごみ削減プロジェクト”さんぽdeごみ拾い”をテーマにした1日間のプログラムを実施いたしました。


龍谷大学スタディツアーについて

「龍谷大学スタディツアー」は、地方創生や社会課題解決について学ぶ龍谷大学政策学部の1年生が、関西近郊の地域数カ所に分かれて取り組む1日間の課外学習です。昨年に引き続き、二度目の開催。
淡路島・洲本市でのプログラム企画運営を、淡路島クエストカレッジが担わせて頂きました。

今回のプログラムの目標

政策学部の方針をもとに、大きく以下3つの実施目標を立てました。
・洲本市の地域性と現場の課題を知る
・冒険人の思いや考えを直接聞き、知る
・チームビルディングを体感する
これから、社会や地域が抱える課題に対し、自ら提案し解決する力を身につけていく皆さん。今回のプログラムが、そのステップのひとつになるような機会になればという思いで、プログラムを設計しました。

今回のプログラム概要

今回は、株式会社海空が推進する、海洋ごみ削減プロジェクト”さんぽdeごみ拾い”がテーマです。

海洋ごみ削減プロジェクト”さんぽdeごみ拾い”のHPはこちら

学生たちは、現地滞在する約半日間で、

  1. 株式会社海空の代表、大継さんの話を聞く

  2. 街に出て、さんぽdeごみ拾いを体験する

  3. さんぽdeごみ拾いの新しい施策アイデアを考える

この3つのワークを行いました。

大継さんの話を聞き、さんぽdeごみ拾いを体験

株式会社海空の代表である大継さんは、洲本市出身。
京都で映像制作会社を立ち上げたのち、洲本市にも拠点を設けて、映像制作や、洲本市の海岸に大きなスクリーンを立て映画を上映する、うみぞら映画祭の開催など、多彩なコンテンツを企画制作されています。
そして2018年から日本財団「海と日本プロジェクト・ CHANGE FOR THE BLUE」の兵庫県・淡路島担当として海洋ごみ削減の取り組みを行っています。
大継さんのこれまでのお話や会社について、海洋ごみ削減の取り組みへの思いや、これからの展望についてお話をいただきました。

今回、学生皆さんから、事前に大継さんに対する質問を挙げていただきました。映画祭やさんぽdeごみ拾いなど、数々の面白い企画を実現するに至った動機や、淡路島をこれからどうしていきたいか?など、今後に関する質問が多く寄せられました。限られた時間のため、たくさんの質問にお答え頂くことは難しかったものの、皆さん興味深く聞いている様子でした。

そのあと、洲本市のカフェ「空想燕」の淡路島がたっぷり詰まった特製お弁当を食べて、

8チームに分かれて、街に出てさんぽdeごみ拾いを、体験します。
トングと専用のごみ袋を持って、洲本市街地の商店街エリアや、

洲本温泉の道沿い、大浜海岸付近を歩きながら、ごみ拾い。
チームごとにエリアを分けたものの、みんな大浜海岸に大集合。その街にしかない景色を見られるのも、課外学習の醍醐味ですね。

約1時間ほど歩き、最後に協力店に設置されている回収ボックスに入れて、窓口でポイント付与をしてもらいます。

「ごみが全然なかった!」や「意外とたばこの吸い殻が多かった・・」や「波打ち際にごみが溜まっていて、取りたかったけど濡れそうで取れなかった。」など、実際に体験してこその気づきがあったようです。

若者をターゲットにした新しい施策アイデアを考える

最後は、実際に体験して得た気づきから、各チームで施策アイデアを考えます。
お題は、”大学生や20代の若者がもっとさんぽdeごみ拾いが参加したくなる仕掛けは?”です。

気づきを整理しながら、限られた時間でアイデアを各チームでひとつにまとめます。

最後に、株式会社海空の大継さんにも聞いていただきながら、各チームで施策アイデアを発表。自由な発想で斬新なアイデアがたくさん出て、聞いていて、とっても面白かったです。

参加者の声

最後に、今回参加頂いた学生の皆さんからの声を、一部ご紹介いたします。

・海洋ゴミの問題は予想以上に深刻だった。 テレビやSNSで目にする海洋ゴミの問題は身近なものであり、私たち若者が危機感を持って課題解決に向けて取り組むべきだと考えた。

・活動などに参加するだけでなく、その活動に対して良い点や改善点を見つけることを意識してもっといろいろな事を考えながら生活しようと思いました。

・1つのアイデアからどんどん広がっていく楽しさを知ったので今後の話し合いでも積極的に話題を出したいと思った。

・自分の意見とチームメイトの意見の最高にいい部分を繋げ合わせるととてもユニークで素晴らしい案ができあがることに気づいた。

おわりに

この日は快晴で、真っ青な空と海に、とても皆さん楽しそうにされていたのが印象的でした。現地に赴き、自分の目で見て、大継さんの話を直接聞いて、体を動かすことで、得た気づきもたくさんあったはず。
グループワークでは、自分のアイデアをどうすればわかりやすく伝えられるか、どうすればチームでアイデアをブラッシュアップできるか、簡潔に発表するにはどういう順番で話せば良いのか、など、チームビルディングについての感想も多く出ました。
今回のスタディツアーを通して、地域で活動することのやりがいや、今後の学校生活で活きるヒントがひとつでもあれば嬉しいですし、また淡路島に来たい、関わりたいと思ってもらえたらいいなと、願っています。

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