すこやかな循環を生きるために大切なこと
心が喜ぶことをして、経済的にも満たされるといいなあ
なんてことをずっと考えてきました。
そんなことを考えながらも、上手くいかないことばかりで、
出口のないトンネルを進んでいるように感じることもありました。
それでも気づけば、
世界をのんびり旅しながら、好きな仕事を続けるということが
できるようになっていました。
表面上同じようなことをしているように見えて、
その結果起こることが違うのはなぜだろう?
これまでの道のりを振り返ってそんな風に考えたとき、
気づいたことがありました。
上手くいっていることや経済的な循環が生まれたことは
「自分からあふれ出たこと」だったのです。
反対に、上手くいかなかったり
短期的に経済的なリターンを得ても続けることができなかったことは
「頑張ってやろうとしていたこと」でした。
「頑張ってやろうとしていること」は
「何かを得るためにやろうとしていること」とも言い換えられます。
「仕事ってそもそも、何かを得るためのやるんじゃないの?」と
思うかもしれません。
確かに、わたしも今、仕事を通じて満たされていること、
いただいていることがたくさんあります。
でも順番は逆なんです。
満たされている自分がいて、
そこからあふれ出てくるものがあって、
それが誰かに届いて、
誰かが満たされて、
そして自分のところに巡ってくるものがある。
そんな循環は、すこやかに、心地よく続いていきます。
満たされていない自分を満たすために何かをしようとすると、
一時的には何かが手に入ってもどこか苦しくなってくる。
何かが手に入っても、ずっとがんばり続けないといけない。
それではいつまで経っても心が休まることはありません。
では満たされた自分はどこからやってくるのか?
それはととのった心やからだからです。
「ととのった」というのは、
何か特定の条件が揃っているということではありません。
今の自分に気づくことができているということ。
今の自分に気づくと、
今ただここに「ある」自分でいいのだと感じることができる。
そう感じることができると心が満ちてくる。
ではどうしたら「ととのった」自分でいられるのか。
「ととのい」は「ゆるみ」から始まっていきます。
わたしたちの心やからだは、自分でととのう力があり、
ゆるむと、その力は自然と発揮されていくからです。
あなたが何かあたらしいことを始めようとするとき、
自分はどんな状態かな?
ということに少し意識を向けてみてください。
そこにあるのは「ゆるみ」ですか?「りきみ」ですか?
もしそこにあるのが「りきみ」だったとしたら、
まずは自分をしっかりと労ってあげてください。
そこに「りきみ」があるということは
あなたはこれまで懸命にがんばってきたということですから。
「『ゆるみ』から、上手くいったりするの?」
と思うかもしれません。
そうですよね。
小さい頃からずっと「がんばる」ことの大切さを
学んできましたもんね。
誰も「ゆるんでいいよ」なんて言ってくれなかったですもんね。
確かに、「がんばる」とがんばった結果が手に入ります。
でもそれは一時的なもの。
がんばって手に入っているものを持ち続けるためには
がんばり続けなければなりません。
それでももしかすると人生には「しっかり力むといい時期」というのが
あるかもしれません。
「今は思いっきりやりきりたいんだ!」というときは
その想いを大切にしてあげましょう。
一方で、もし、
「わたしが大事にしたいことは少し違うかもしれない」
「人生のステージが変わってきたかな」
「あふれるものが循環していく世界を見てみたいな」
と思ったなら、
まずは少し、自分に「ゆるむ」ということを許してみてください。
ゆるんだら
自然と
ととのって
みちて、あふれて、
そうしたらあなたのところには
自然と恵みが巡ってきます。
あなたからあふれ出たもので
幸せになる人がいる。
あなたからあふれ出たもので
背中を押される人がいる。
そんなことはこれまで誰も教えてはくれなかったかもしれないけれど
そんな循環の世界もあるんです。
まずはぜひ、
ふーっと息を吐いて
肩の力を抜くことから始めてみてください。
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