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私が自家焙煎珈琲豆のECをはじめようと思った理由。

今年の5月に店舗を持たない自家焙煎珈琲豆のECショップを立ち上げようと決意し、悩みに悩んでようやく7月にお店の名前やコンセプトが決まり、ロゴが決まり、販売サイトも登録してページの作り込み(まだ途中)、SNSアカウントも開設しました。
オープン予定は、2023年秋冬です。
今は様々な包材パッケージを取り寄せては組合せに試行錯誤中です。
魅力的なパッケージにもしたいですし、商品が届いたお客様の利便性なども考えると本当に多くの時間が泡のように消えていきます。
地味で大変な作業ですが、楽しみながら向き合えています。

今日は、タイトル通り自分のこれまでをまた少し言語化した上で、モチベーションを更に上げて行こうとこの記事を書いています。


私は東北の田舎の山あいにある町でサラリーマンとして家族4人で暮らしています。
ある日、キッチンに無造作に置いてあったドリップバッグを見つけ、何か惹かれるものを感じたのか自分で淹れて飲んでみました。

その時に飲んだコーヒーは何も特別なものではなく、よくスーパーに並んでいる普通のドリップバッグだったと記憶しています。

しかし普段、仕事中に毎日飲んでいる缶コーヒーが別次元に感じる程においしかったのです。

なんだこれは…と。

妻に家事を任せきりの私は、キッチンに立つこと自体が珍しいという生活。
そんな私が自分でコーヒーを淹れて飲むなど、家族みんなが驚くくらい考えられない行動でした。
(自宅ではコーヒーを飲むことすらありませんでした)

社会にでて18年間、仕事中では何気なく飲み続けていたコーヒー。
たった一つのドリップコーヒーから世界が変わりました。

それ以降、自宅で毎日ドリップコーヒーを自分で淹れて飲むようになりました。
ドリップバッグを買い続ける日々からコーヒー豆を自分で挽くようになるまで時間はかかりませんでした。
日に日に増えていくドリッパーやスケールなどのコーヒーグッズ。

そして光の速さで生豆から焙煎までをするようになりました。
まるで絵に描いたようなお手本通りの珈琲沼を突き進んだ結果です。

面倒くさがり屋の私が毎日何杯も自分で珈琲を淹れる日が来るなんて自分が一番驚いています。

そしてここからがショップオープンに至る最大の理由になりますが、私がコーヒーにどっぷりハマることでなんと「妻との日常の会話が増えた」のです。

「コーヒー飲む?」

「うん!飲むー!」

こんな他愛のないやりとりですが、毎回必ず妻は喜んでくれるのです。

私の妻はもともとコーヒーが好きで、自宅では毎日インスタントコーヒーを好んで飲んでいました。

それまでの日常生活の多くの面において、妻には私が何かしてあげることよりも、私がしてもらうことの方が圧倒的に多く、そこには感謝しかありません。
だからこそ余計に妻にありがとうと都度感謝されることが自分の中で大きかったのです。

自分がコーヒーを飲むこと以上に、誰かのためにコーヒーを淹れて、それを喜んでくれる人が近くに居てくれることがすごく心地よくて好き。
素直にこの感じを広げていったときにどんな世界が待っているんだろうという興味が湧きました。

また、地方に住む私にとって珈琲は家族以外にも多くの人とつながるコミュニケーションツールの一つになるとも思っています。

私の妻は、私から見るに他人へ良く気遣う性格だと思っています。
職場の事、子供の事、近所の事。
典型的なB型の私から見ると本当にすごいなと尊敬しています。
そして、そのような性格なだけに日常的にとても疲れているように私からは見えます。

"誰かのため"にから少しずつ"自分のため"にお金や時間を使ってもらいたい。

そして日常の生活をそういう環境にしてあげたいと思っています。

そんな想いの先に、泡色珈琲の名前の由来は以前も書いた通り、"Treat myself."すなわちターゲットは私の妻であり、このお店を立ち上げたいと思った動機です。

泡色珈琲は珈琲をきっかけに「毎日頑張る自分を少しだけ大切にする暮らし」のお手伝いができるショップを目指していきます。

そんな私たちがお届けする豆はたくさん作れない分、じっくりやさしく丁寧に焙煎しています。

少しでも多くの方の手元に美味しいコーヒーが行き渡り喜んでいただけるように努めてまいりたいと思います。

最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。

別アカウントで私のパーソナルな部分をまとめた記事を過去に書きましたので、そちらものぞいて頂けると嬉しい限りです。

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