創作過程で読んだ本① 宮野真生子、磯野真穂『急に具合が悪くなる』
小松菜々子は昨年の夏から、今作『あわいにダンス』の創作に向けて継続的に読書会やオープンリサーチの場を開き、さまざまな本や人と出会ってきました。創作過程で読んだ本のいくつかをご紹介します。
『急に具合が悪くなる』
哲学者 宮野真生子さんと人類学者 磯野真穂さんの往復書簡。
何かを選択するときに正しさを求めようとする息苦しさ。そんなエビデンスに裏づけされた生き方を少し休憩して、偶然の中に身を投じる。
自分の身体を信じてみること。ちゃんと色んなことに反応していて、感じていて、変容しながら未来を掴み取る力を持っている。そして必ず訪れる別れの中で、お土産のような大切なお話。
人生は全然合理的じゃない。理不尽で歪で、でもだからこそ大切な誰かと偶然出会えたりする。googleマップを少し閉じて、自分の目で自分の足で街中を歩いてみようと思える一冊です。
(小松菜々子)
公演情報
dBアソシエイト・アーティスト小松菜々子 新作
『あわいにダンス』
日程:2023年2月4日(土)・5日(日)
集合場所:アトリエKOMA(兵庫県神戸市長田区駒ケ林町2丁目2−3)
詳細は下記の記事をご覧ください。
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