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なぜ怒る


怒る人が苦手…と言いつつ、私自身、よくぷりぷり怒っていました。

今は生まれ変わったので菩薩さまのようだと思います。←自分で言う

だから、たぶん怒りません。

たぶん。
きっと。
…おそらく。

怒るというか、うまく外に向かっては怒りを表せなかったので
一人で腹を立てていることが多かったと思います。

…いや、腹を立てるなんて堂々と言っていいのか。

うん、いいんです。

人間だもの。


でも、クライアントさんに決して腹は立ちません。

それはなぜか。次の項目でご説明したいと思います。

怒りの根っこにあるもの 〜期待するということ


怒りや腹立ちの根源にあるのは、

「こうしてほしいのに」

「こうあるべきなのに」

「こうでないといけないのに」

という自分勝手な期待だからです。

そもそもそんな期待を相手に対してかけなければ、

怒りどころがありません。

なんの期待もしていない相手には逆立ちしたって怒りようがない
のです。

期待が外れた、とか、願いや理想が叶えられなかったとき

人は怒るのではなかろうか…と私はいつしか思い至りました。

そんなことを考えつくくらい、とにかく

人の怒りを見たり・買ったりすることを以前は恐れていました。

人の怒りに触れると
全力で自分の存在を否定された気がしていました。

自己肯定感が低かったゆえの
なんの得にもならない思い癖でした。

一般的な怒りの感情は、単独では湧いてきません。

必ず先になんらかの刺激があり、その後出現する感情です。

たまに動物が歯を剥いたりして一見怒っているように見えますが
あれは怒っているのではありません。

我が身の危険を感じて威嚇しているだけです。
これ以上近づくとえらいことになるよと警告する意味もあります。

怒りではなく恐怖が形を変えた表現です。


人間の怒りの裏には、実は別の感情が巧妙に隠れています

必ずと言っていいほどそこには別の感情がセットで存在しています。

この、裏の感情がなんなのかを丁寧に探ることで

なぜそこまでその人が怒っているのかを理解する助けになります。


逆に考えれば、裏の感情を癒やすことで
怒りをある程度収められます。

たとえばのお話 〜怒りの裏にあるものを知る


Aさんが家の漏水に気づき困ってB社に水道の修理を依頼します。
仕事を受けたB社は早速手配を始めます。

Aさんが依頼したとき、いつ頃修理に来られそうか?と聞くと
B社の担当者は早急に伺います、と答えました。

ところがその日のうちには誰も来ず、
次の日も、その次の日もB社からは連絡さえありません。

痺れを切らしたAさんは怒ってB社に電話をしました。
ものすごい剣幕で怒鳴っています。

怒鳴られたB社の担当者は、
Aさんの水道修理は早急に手配したので今から行けることになり
ちょうど今ご連絡しようと思っていたんです!と
嬉々として伝えますが、もう後の祭り。

Aさんの怒りは収まりません。
一方、B社の担当者は用意できて今から案内するところだったのに
なぜAさんがそこまで怒っているのかさっぱり理解できません。


この例でAさんの怒りの裏にある感情はなんでしょうか。

ちょっと想像してみましょう。


「大切にされていない」「軽く見られた」と思い込んだために
生じた悲しさかもしれません。

あるいは

「忘れられていたのでは」という不安や不満かもしれません。


もしかしたら

いつまでも漏水したままでは水道料金がすごいことになるという
絶望感かもしれません。

「バカにされた」「コケにされた」と思い込んでしまい、
侮辱された、傷ついたと感じているのかもしれません。

なんにせよ怒りの裏に潜んでいるのはネガティブな感情です。

一つだけのときもあれば複数が同時に隠れていることもあります。


AさんはB社に対して

「困っているのだから当然すぐ来てくれるだろう」という期待

「困っているのだから早急に来て然るべき」という理想

「どうなっているのか、連絡の一つもよこさないのはけしからん!」
…というAさんの常識から導き出された、
「途中経過の連絡はするべき」「連絡して当然」という期待や理想

途中経過の連絡くらいしてほしいという願い

これらいずれかを抱いていたため怒りにつながったと考えられます。

ここでB社の担当者がどんなに「今からすぐに伺います!」と
言ったとしても、今更Aさんの怒りはおそらく収まりません。


むしろ、ますます怒りが募る可能性があります。

なぜなら、もうこの段階でAさんの

「早く来て修理してほしい」

という期待は叶えられなかったため、「早く」という期待は
過去のものとなり、今はもう無くなってしまっているからです。

だから、今この場面でAさんがB社に期待しているのは

全く別のこと、たとえば

なぜ連絡が遅くなったのかの説明をすることであったり

謝罪がほしい、であったりに変わっていると想像できます。

ここら辺が理解され、癒されてやっと怒りは収束に向かいます。

怒りのツボ

 

同じ出来事に遭遇しても、怒る人と怒らない人がいます。

人が烈火のごとく怒っているのを見て、

「え?それそんなに怒ること??」と目が点になることも

日常よくある話です。

このように怒りのツボは人それぞれ、百人百様。

なぜなら、人によって相手になにを期待しているかは
千差万別だから。

期待の種類だけでなく、期待する度合いも人それぞれ。

だから自分以外の人の怒りのツボを知ることは至難の業。

至難の業なんだから、先回りして怒らせないなんてどだい無理。

最初っからそこまで気を遣う必要はありません。

しかも、勝手に期待したのも相手なら勝手に怒っているのも相手。

ご自分ではありません。

だからわざわざ他人の怒りまでコントロールしなくていいんです。

それに。
怒りは「改善」の母です。
怒りという激しい感情があるからこそ
物事がググッと動くこともあります。

さらに。
怒りはただの怒りです。
怒りに良いも悪いもありません。

個人的には怒りと刃物は正しく使ってナンボ!と思います。

もし怒らせてしまったときは

 

怒りを買わないに越したことはないけれど

万が一買ってしまって、しかもご自分に非があると思われたら

事後の手当て、初動が大事です。

まずは「今この瞬間の怒り」の「裏にある感情」を汲みとって

期待を裏切ったこと

理想に添えなかったこと

願いを叶えられなかったこと

などを受け止める。

さらに、そこを理解した上で

丁寧に謝罪するなり

今後どう改善するかを説明するなり

すれば、人の怒りは徐々に下がるはずです。

自分軸と怒りについて

たとえ怒っている人を見ても怖がる必要はありません。

もしあなたが相手の怒りの対象だったとしても。

謝るくらいはしてもいいのかもしれませんが、
自分を責める必要は全くありません。

なぜなら、怒りは完全に怒っている人の側の都合で
生じているからです。

かつて私がそうだったので

怒らせたくない・怒られるのはそら恐ろしい

というお気持ちは痛いほどわかります。

でも、もう先回りして人様の顔色を窺うのはやめましょう。

それは他人のためにはなるかもしれませんが、

ご自分のためには決してなり得ません。


自分軸で生きられるようになると、とっても楽になりますよ。


正しく怒る でご紹介した怒りに関するフラワーエッセンスのほかにも
ご自身の思いをうまく表現できない方や、感情の表し方が苦手な方に
お勧めのフラワーエッセンスもあります。

気になった方はまずはメールにてお問い合わせくださいませ。

awatosanuki@gmail.com

長くなってしまいました。
いつも最後まで読んでくださってありがとうございます。
スキ♡が継続の励みになっています。

どうもありがとうございます!

#フラワーエッセンス #怒り #感情 #表現 #期待 #自分軸

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