毎晩、新しい絵本を読める幸せ【2024/6月に借りてきた絵本】

しばらくお休みしていた図書館通いを復活させた。

絵本を借りてこなくなったら、ゲームとYouTubeしか熱中しなくなって、このままだとなんかヤバい、という気分になり、6月は毎週図書館通いをしている。

それもこれも、私が少し元気になり図書館へ行こう！という気分にまで復活したからというのもある。

久々に図書館へ行くと、昔読んだ懐かしい絵本を見つけて再び借りてしまった。

6月１週目に借りた絵本

『たんぽぽふうたろうと７ふしぎ』
はかつて息子が気に入って何度も読み返した絵本。しかし、６歳になった今見せたら、全く面白さが消えていたようだ。時間と共に息子の好みは変わるようだ。

『つきをあらいに』と『たろうめいじんのたからもの』が面白かったらしい。

私が夢中になったのは『ウマと話すための7つのひみつ』だ。
これを読んだら、本当にウマと話せるようになる気がした。いや、少なくともウマの気持ちは分かるだろう。決して飼うことはないが、ウマの喜怒哀楽表現は分かりやすくて面白いなぁと思った。

『クロネコとトラネコ』を見て息子が言った第一声は、こんなに文字が多いのは読めない！それを聞いて、ああ、やっぱり、、、と思った。
YouTubeやゲームばかりで、読むという動作が疲れることになってしまったのだ。決して文字が多いわけではない。息子の読む集中力が低下してしまったのだと感じた。

6月2週目に借りた絵本

2週目になると息子の読書力も少しは戻ってきて、夜寝る前の日課となりつつある。絵本がない時は、直ぐにテレビをつけてしまっていたが、読んだことのない新しい絵本があると、とりあえず読んでみよう！という気になるのかもしれない。

『わんぱくだん』と『くすのきだんち』シリーズはもうお馴染みで、夢中になって読むのでページを捲る手も早い。

『100かいだてのいえ』と『とびらのむこうにドラゴンなんびき？』は私が印象に残っているお話。
息子曰く、100かいだてのいえは幼稚園に他のシリーズがあるようで、これ、知っている！と話してくれた。これも絵本を借りてこないと分からなかった幼稚園情報だ。１００かいだてのいえは、とてもワクワクする。是非、他のシリーズも読んでみたい。

『100円グッズでふしぎ、おもしろい』はまた夏休みに借りてきてゆっくりやってみようと思う。巨大シャボン玉とか作ってみたいもんね。

6月3週目に借りた絵本

3週目に借りてきた絵本は、年長さんにピッタリのお話だった。

『さよならぼくたちのようちえん、ほいくえん』息子は、このお話に感動した〜と言っていた。幼稚園での生活を重ね合わせていたのかもしれない。

『ランドセル』も最近届いたので、こんな風に作ってるんだね、と感想を述べていた。

『春がきたよ、ムーミントロール』は面白かったらしく、またムーミンシリーズを借りてきて！と言われた。

『バムとケロのおかいもの』も２回目。息子が好きだから借りてきたが、『ぶーちゃんとおにいちゃん』が一番好きだと言われた。だが、読んでみるとやはり面白可愛い。

『ふしぎなカサやさん』もシリーズもので、前回はふしぎなタネを借りてきた。それと同じで、傘をさすとその模様の物が空から降ってくる。是非、それでお金を降らせて欲しいな~と卑しい心が現れる。でも、傘を閉じると消えちゃうからね、、、。

奥深く印象的なお話が『いやはや』。
江國香織さんが訳されていて、これまた興味を唆られる。
『いやはや』がまさかネコの名前だとは、、、。出だしから食いついてしまった。久々に息子に読み聞かせてあげた。いやはやには、皆が出来るのに出来ないことがある。でも、ラストには皆が出来ないのに、いやはやだけが出来ることがある事が分かり、とても胸がスッとするお話。

皆が出来るからって、それが出来ない自分を責めなくても良いのだよ、他の人が出来ない事が出来る自分を見つけてあげれば良いのだから。

『いやはや』印象深い絵本でした。

絵本を読む習慣は、親の習慣でもあると思う。私が図書館へ行かなくなれば、息子は本を読まなくなる。

本を読むことはゲームやYouTubeとは違って、少しの労力を必要とする。ましてや小さな子どもなら尚更であろう。

労力を使うことは、この後に達成感も味わえる。簡単に新しい、に出会える場所、それが図書館なのだ。

YouTubeやゲームから学ぶ知識もあるけれど、絵本ほどじっくり味わえる感情や知識もないだろう。

美味しい野菜がカラダを健やかにしてくれているように、素敵な絵本はココロを健やかにしてくれる。

幅広い健康、という意味で読書は欠かせない習慣なのだと身を持って通感した。