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幸せのセットポイント

心理学で学んだことですが、人は幸せに“セットポイント”があり、いいことがあっても悪いことがあってもしばらくするとその喜びや苦痛に慣れてきて元々のセットポイントに戻る、ということが言われている。
 
悪いことが起きて、一生そのまま酷い気持ちで過ごさなくていいという反面、いいことがあってもそれに慣れてしまって嬉しさは続かない。
 
 
ただ、これにはいくつか例外があり、研究によりわかっているのは下記。
 
 
長距離通勤、通学
:初日の通勤が辛かったら、1年後の辛さもほぼ同じくらい、になる
 
騒音
:これも完全に適応できず、気が散ったりイライラしたりする
 
美容手術
:幸福感が長く続く
おそらく、美容手術により自分自身に対する見方が変わり、周りの人がどう自分を見ているかも変わるため、広く、長く影響が続くためではないかと言われている。
 
特に長いこと本人が悩んでいたことで、よくなることで自分に自信がつくなら尚更幸福度はあがるだろう。
 
 
幸福度を上げようと思った時、この例外については考慮しておいた方がいいかもしれない。
 
 
長距離通勤が苦手、辛いと感じる人なら、そういう条件は避ける
 
騒音の環境についても、特に音に敏感な人は住む場所や職場環境に気を付ける
 
長いこと悩んでいるようであれば、美容手術も選択肢として考慮してみる
 
 
 
美容手術については、私自身、去年思い切って、目の下の脂肪をとる手術をして、結果的にものすごく満足しているし、幸福度は確実に上がった。
 
いつから気になり出したのか、はっきり覚えていないけど、おそらく6、7年は気にしていた気がする。
 
コロナ禍になってマスク生活になり、人と会う時さほど気にしなくなったものの、食事をする場面でマスクをはずすのが嫌になっていた。
 
旅行にいっても写真を撮るのが楽しくなくなっていた。
 
 
ただ、手術というのはリスクがつきもの。
簡単に決めるべきではない。
 
失敗のリスクや最悪の場合どうなるか、それを避けるためには何ができるか、しっかり考える。
 
私の場合、2年くらいかけて、数カ所相談したり、友人に相談したり、他の自分でできそうな対策(フェイスエクササイズ等)をしばらく行ってみたりした。
 
 
最終的に、ようやく色々な面で信頼できる先生と出会えたので、手術中はめちゃめちゃ痛かったけど先生を信じて頑張れた。
(この手術までの道のりはまた後日別の記事でまとめようと思ってます)
 
 
 
まだ研究で取り上げられていない例外もあるだろうけど、
逆にほとんどのことは、脳のしくみとして「慣れる」ようにできているということ。
 
なので、ものすごく全てに恵まれているような友だちも、逆にとっても苦労しているような友だちも、それぞれのセットポイントに大体は落ち着いているはず。
 
それを考えると、誰かを羨ましく思ったり、逆に可哀想と思う必要はないと思う。
 
 
 
自分自身の幸福度を上げるために「感謝」というのがキーポイントになる。
よいことにも慣れてしまってるので、当たり前に思えていたことにもちゃんと「感謝」することで、改めてよいことを認識し幸福度をあげてくれるのだ。

海外と比較すると、日本に住んでいるだけですごく恵まれていることなんて山ほどある。
ムンバイから帰って日本に降り立ち感動したのは、空気がきれい、ということだった。
これはムンバイに行ったからこそ気づけたことだけど、海外の話から想像力を沢山使えば、恵まれていることにもっと気づけるはず。
 

 
*まとめ*
 
・いいことにも悪いことにも慣れるもの
・例外については注意しておこう
・他人が自分より幸せか不幸せかは計ることはできないから、考えても無駄
・「いいこと」に慣れてしまわないように「感謝」を毎日、沢山しよう
 
 

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