公式戦無敗チーム~奇跡の快進撃~⑥
こんにちは。
夢にまで見た甲子園出場まで、あと一歩の所まで来ました。
準決勝の興奮冷めやらぬ夜。
野球部保護者会の会計を担当している我が家は、甲子園出場が決まった後の、会計の事が気になりました。
決勝戦から数日で甲子園入りするので、短期間で寄付金を集めることや、応援団のバスの手配や選手の宿泊などは、保護者会がやるのかどうか、分からないことだらけでした。
すると、同じような不安を抱いていた保護者会長さんから、主人に電話がありました。
保護者会長さんの話によると、甲子園出場が決まったら、学校OBの方々が中心となって動いて下さるとの事でした。
それを聞いて、ホッと一安心したのでした。
決勝戦当日。
地方大会の最終日という事もあって、応援スタンドも客席も満員状態でした。
そんな中、地方新聞の記者だと言う方に声をかけられました。
決勝戦終了後、号外が発行されるので、その取材でした。
初めての取材にドギマギしながら話を聞くと、お守りの事を聞かせて欲しいと言われました。
お守りを作ろうと思ったきっかけや、お守りに込めた思いなど、聞かれた事に答えていきました。
それが終わって、やれやれと思っていたら、次は地方テレビの取材も受けました。
試合の途中で応援スタンドにカメラが入って、お守りの事を紹介したい、との事でした。
応援スタンドにいる一年生の腰に付けているお守りをアップで映して、誰がどんな思いで作ったのかを紹介したい、と言われました。
なので「3年○○の母です」と言って、質問に答えていきました。
夢にも思わなかった取材に困惑しながら、一生懸命作ったお守りがテレビや新聞で紹介されると思うと、頑張って作って良かったな、と嬉しかったです。
そして何よりも、野球部に入ってから日の目を見ない息子の名前が紹介される事が嬉しかったです。
そして決勝戦が始まりました。
つづく・・・
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