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ドラマ感想:東京タワー

第3話、視聴完了。
ますます詩史に沼っていく透、若さ故だろうけど、どんどん痛い人になっていく感じが見てられない…(いや、見るけど)

「彼女できた?」
って聞かれたとき、きっと強がりと願望も相まって言ってしまったであろう「いるよ」の回答。でも、詩史からは正式に「付き合おう」とは言われてない。だけど、もう身体の関係だから、それ以上のつながりが俺たちにはあるから…!と言い聞かせて、彼女なのだと思い込もうとしている感じが、痛々しい。
心の中で思う分には共感できるが、周りに、しかも既婚者である相手を恋人だと公言するのには、無理があるというか、まあ、若さ故なのだろう。不倫という罪の重さをまだ実感できない年齢なのは仕方ない。
分かっているのに止められないのが恋だけど、相手方から訴えられたり、最後は泥沼の争いになったり、そういう未来になることも想定の範囲ならいいのだが、透にはまるでそれがなくて。

今、頂点になっている気持ちをとにかくぶつけないと気が済まない、危ない状況。詩史がかなり年上なので、たぶらかされた、とか言えば言い逃れもできそうだけど。それにしても、所詮、学生なんですよね。

アクセサリーをサプライズで買った時のくだりなんて、まさに独りよがりだった。相手はアラフィフ?で、社会的に成功した立場の人間。身につけるもの、生活環境などまるで大学生とは違うのに、購入したプレゼントは相手が喜んでくれるものだ、当然身につけてくれるものだ、と期待してしてしまう。
金銭感覚も相当異なるはず。
後日、2人で会ったときに着けてくれていたのは、本心から嬉しくてそうしたのか?打算的なのか?詩史はどこまで透に気持ちがあるのかはまだ分からないけど、透からしたら舞い上がってしまうのは当然だと思う。2回りも大人の女性。彼女の経験値を考えると、このくらいの打算的な行動は簡単にできてしまうだろう。
だけど、旦那がいて立場もある人間が、大学生を誘惑してやろうなんて、そんなに浅はかであるはずがない。どんな悲惨な未来になるか想像できるにちがいない。
だから、最初に「これで会うのは最後にしましょう」と言ったはず。
詩史も本気(のようなに見える)だとしたら、白昼堂々と、しかも旦那に会うことまで言うのは、あえて"潔白"アピールをしたいのだろうか。

いずれにせよ、傷つく人が大勢いることを、透はもう少し想像したほうがいい。危険な領域。

個人的な話になるが、私も若かりし頃、既婚者と一時期遊んでいたことがあった。今となってはなぜあんなことができたのだろう、と思う。
今さえよければ、自分が楽しければ、は通用しない。

透との関係を終わらせる権限を持つのは、絶対的に詩史なのだから、彼女の本音と覚悟が知りたい
。詩史の言動に今後注目したい…!

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