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「トップガン マーヴェリック」カッコいいということ

トムクルーズはいつもカッコいい。それだけで映画に安定感ある。



大きい画面、大きい音のある映画館で観ないといけない映画だなと思った。それほど迫力のあるシーンばかりでとても楽しかった。

とはいえ、ツッコミどころはかなりある。
・ツッコミどころ①
ミッションの最後、敵機に襲われたルースターをマーヴェリックが助けるシーン。自分が犠牲になって次世代を生かすのか…最高の映画だ…とウルっとしてたらしれっと生きてた。アレで生きてんのかよ!
そもそも最初のマッハ10超えして空中分解起こした状態から生きてるのもすごいなと思ったけど。

・ツッコミどころ②
①と少し被るけど「はいはい、ここでアイツが助けにくるんでしょ」っていう展開が目に見えて分かった。細かいけどルースターが戻ってくるのって敵軍は何してたんだって話と命令違反だけどお咎めなしなんだっていう。

・ツッコミどころ③
二人とも生き残ったのは良しとして、敵の基地にアメリカ海軍のF14があるのはなんだったんだろうか。あまり詳しく分からないので何か理屈があるのか分からないが、少なくとも映画的にはご都合主義的展開だと思った(調べたらイラン空軍で使われてるらしいけど)。特に燃料も入った状態でちょっと準備すればすぐ飛び立てるのも…

と、3つ挙げたものの、この映画においては「いろいろツッコミどころはあるけど、でもカッコいいから良い」という暴論が成り立つ。
そもそもの映画としてのディティールを楽しむというより、ひたすら「カッコいい」を魅せる映画であるからだ。上記の敵軍基地に何でF14があるのか、を掘り下げるといろいろ面白そうなこともできそうだけど、F14でドッグファイトするっていうことに重点を置いていることは明白だ。あくまでも「トップガン」の続編である。確かに前作も「カッコいい」に全振りだった。現代的にアップデートという意味合いは弱そうだ。ローランド・エメリッヒ監督の「ミッドウェイ」とはまた違うアプローチだろう(そもそもテーマが違うけど)

ドッグファイトのシーンが全部面白かった。訓練中の掛け合いや本任務の緊張感は今まで観た映画で一番の空中戦だと思う。迫力があり、クルクルと最低高度を超えてチキンレースするシーンはすごく楽しかった。

また、トム・クルーズがカッコいい。これはもうずっと昔からカッコいいので特にいうことはないけど、今作というよりトップガンにおけるトム・クルーズはとても楽しそうだ。最近のトム・クルーズの映画は辛そうだ。ミッション・インポッシブル含めて、極限に自分を追い込んでるドMなトム・クルーズが最近僕らが目にしてる姿だ。今回のトム・クルーズは若い人たちとビーチでキャッキャするくらいずっと笑顔で、すごく楽しそう。ありがとうございます。

ずっとニコニコしてて、こっちもニコニコしちゃう

つまり圧倒的にカッコいいドッグファイトと圧倒的にカッコいい笑顔のトム・クルーズを楽しめるだけでこの映画は観る価値がある。いろいろ気になる部分はあるけど、あーだこーだいう奴は踏み倒していけ。
そういえばこの映画でずっと繰り返されるセリフがあった。

Don't Think,Just Do!!


おわり。


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