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自分への期待感の薄れ

「おさつバターフラペチーノを飲みに行こう!」

今朝の妻との会話で1日の予定が決まった。
単身赴任中の私は、金曜日の夜から日曜日の夕方にかけて妻の家に赴任先から帰る生活をしている。

赴任先からの移動時間は、新幹線と電車を乗り継いで2時間程度。
日曜日の夕方は、新幹線駅まで妻が車で送ってくれるから、非常にありがたい。
電車に乗らなくてよいだけでなく、何気ない会話をするきっかけとなる車内は有意義で大事な時間だ。

今日は、おさつバターフラペチーノを飲むため、午後から新幹線駅近くのスタバへ。
妻の家から駅近くのスタバへは40分程度。
今日も何気ない会話をし、車を走らせる。

スタバに着き、話題のフラペチーノを堪能しているとき、ふと気付く。

あれ…?財布は…?

鞄を探してもポケットを探しても見つからない。
どうやら、妻の家に忘れてきたようだ。
ついでに、腕時計も。

読書をする妻にLINEで
「財布と時計を置いてきちゃったみたい」
と伝えると、
呆れ笑いをしながら、
「なんでそんなことになるの笑」
と返された。

せっかく新幹線駅の近くまで来たのに、引き返さないといけない。
だが、そこに苛立ちをはじめ負の感情はなかった。

きっとそれは、自分への期待感の薄れと妻の承認があるからだ。

自分はこんなもんだよね。失敗ありきだよね。
と最近は思うようになった。

以前は失敗する自分を責め、なんでこんなこともできないんだろうと落ち込んだが、30歳になり、身体の衰えも感じ始め、周りの優秀な人、努力を重ねることのできる人を見ているうちに、自分のレベル感がわかってきた気がする。

負いを、諦めを受け入れるのは淋しい気もするが、楽になったとも言える。

そして、失敗を責めずに受け入れてくれる妻の存在も大きい。
失敗の度に指定されていたら、自分を責めてしまっているだろう。

この先、歳を重ねると、さらに物忘れも失敗も増えるだろう。身体の負いを必然的なものと受け入れつつ、ただ諦めるのでなく、
失敗を減らす仕組みを取り入れ、そして、受け入れてくれる妻を大事にしていきたい。

自分への期待感の薄れを認識して、仕組み化により、それをポジティブに捉えていこう。

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