フィルムカメラの魅力。
〜今日の一枚〜
コロナが広まる少し前、福岡に帰って久しぶりに母校のキャンパスを巡りました。懐かしい気持ちと、知らない建物が増えている驚きに、時間の流れを感じました。
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こんばんは。最近会社の同期に教えてもらったアーティストの楽曲があまりに最高で、色々調べていたら、年齢が20歳だということを知り、日本の未来は明るいなぁと、ニヤニヤしながらコーヒーをすすっていた谷口です。
「Vaundy」という名前で、Spotifyで調べたら出てくるのでぜひ聴いてみて下さい。
さて、先日写真を撮りたい衝動にかられ、自分の部屋で一人無心になって撮影していたのですが、
本日写真屋さんに行って現像してきました。
実際の写りを見ると、撮っているときの出来上がりイメージに近いものもあれば、全く想定していなかった写りをしているものもあって、これはやりがいがあるなと心踊りました。
私はフィルムカメラとデジタル一眼レフカメラの2台を持っているのですが、基本作品づくりをする時はフィルムカメラを使います。
理由は大きく2つあって、
一つ目は、「カメラの操作感を感じながら撮影ができる」点です。
携帯のカメラやデジタル一眼レフは、起動してからシャッターボタンを押すだけで、オートフォーカスが作動し綺麗な写真が撮れるのですが、
その手軽さゆえに、なんだか「カメラが勝手に撮っている」感じがして物足りなさがあるんですね。
それに比べフィルムカメラは、自分でフィルムをセットし、「ガチャコン」と巻き上げレバーを回し、ピントを自分の手で合わせ、やっとシャッターを切る事ができます。
普通に考えたら面倒でしかないのですが、一つ一つの作業を能動的に行うことで、「俺は今、自分で写真を撮っている!」という感覚を味わうことができるし、たとえ失敗しても、自分でやったことなので納得する事ができるんです。
スーパーで買ってきた野菜より、不揃いだけど自分で育てて収穫した野菜の方が美味しく感じる感じることってあるじゃないですか。まさにそんな感覚なんです。
自分の写真に愛情が持てるんです。
2つ目が「撮ることに集中できる」点です。
フィルムカメラは、デジタルと違って基本撮り直しが効きません。失敗した!と思っても現像するまで仕上がりも確認できません。
ただ、その特徴は悪い事ばかりではなく、むしろ「目の前の撮影に集中する」事ができるというメリットもあります。
撮り直しができないので、とにかくシャッタースピード・ピント・光の方向など、一枚撮影するのにいろんなことを考えて設定していきます。
「こうすればこんな感じで映るんじゃないか?」
「こうしたらどう映るんだろう?」
毎回毎回が仮説と検証の繰り返しです。
そして、一度シャッターを切ったらすぐ次の一枚に意識を全て持っていくことができます。
どうせ失敗したとしても、撮り直しができないんだったら、開き直って次の一枚で取り返そう。そんなマインドに自然となるようになりました。
そして、現像するまでのワクワク感と、仮説が正しかったかの確認作業がとても楽しくて、いつの間にかフィルムの世界の虜になっていました。
以上の2点が、谷口がフィルムカメラを使い続ける理由です。お金もかかるし、不便なことも多いですが、今後もコイツと共にコツコツ頑張っていきます。
今回撮ったものは、随時記事の投稿とともにアップしていこうと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。
それでは、おやすみなさい。
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