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涙、涙の1週間でした。

オーストラリアでおたんこナース
高橋奈央子、43歳。



現在、私の職場は
スタッフ不足が深刻化。



師長は休暇中、
そしてさらに
金曜日は病欠4名、


師長代理とフロアマネージャーの両方の
役割を私一人でやるという
過酷なシフトが、
月曜と金曜日にあったんです。



そして、両日、私、
職場で涙が堪えられなくなって
泣いてしまいました。



職場で泣くなんて!!って
思うタイプですが、

もうこらえきれず…



月曜日は、
病院を出た瞬間、
こらえていたものが
嗚咽するほどの号泣となって
出てきました。


疲弊しきった数人のスタッフを
残業させてしまった…



その中には妊婦さんもいた…

なんで私が帰った後、
このスタッフたちを
誰も守ってくれなかったのか…


ドクターや技師のマネージャーの
不適切な判断と
組織のくだらない政治に
私の大事なスタッフたちが
犠牲になったことが
許せなかったのです。



こんな思いは久しぶり。



そして、金曜日は、
疲労が溜まって、考える頭も、
英語を話す頭もストップし、


私は超難問を目の前に
判断がスムーズに出来ず、
解決した瞬間、
遅番スタッフの前で号泣しました。



というのも、実は、
今週は仕事以外に、
プライベードでも色々ありました。

私の地元秋田の知り合いが、
オーストラリアを旅行中に
私の病院に緊急搬送されるという
緊急事態発生。



緊急オペ後にICUに入院した、
その方を見舞いに行ったり、



コミュニケーションが取れずに
困っているナースやドクターたちの
間に入ったり、
緊張と疲れが
ピークを迎えていました。



だから、金曜日に泣いた時は、
「もう仕事辞めたい」という思いが
頭をよぎるほど、


心身ともに
疲労困憊だったんですね。



そしたら、それを察したのか、
私よりもっと疲れているであろう
遅番スタッフやドクターまでもが、


涙を堪えれない私に集まってきて、
円陣ハグをしてくれました。



「辞めたいなんて思わないでね。
ナオコは、この大変な日を、
私たちのために、立ち上がって、
動いてくれていたんだから。


ナオコはベストを尽くしたんだから。
だから、自分を責めないで」



そんな言葉をみんなが
私にかけてくれました。



正直びっくりしました。

管理者として
スタッフが文句を言っても、
私を嫌っても、
しょうがないと思っていたので。

そして、
私が忙しくかけ回わる姿を
見ていた患者さんの家族は、


「よくやったよ、あなたは」と
言ってくれました。



こういう時に、
人の優しさって身にしみますね。



涙が溢れ続け
止められませんでした。



こんな大変な一日、
一週間を乗り切ってくれた
チームに感謝です。



でも、
もっとこうしてあげたかった
という思いは残るので、


来週、この思いを
上層部とのミーティングに
持っていこうと思います。



泣いてもかならず
それだけでは終わらせない!!


そして、今週のことも、
また詳しくブログに
書こうと思います。


皆さん、
今週一週間お疲れさまでした!


高橋奈央子の通常LINE配信では、
ブログでは公開しない、
現場や日常生活のリアルも
シェアしちゃいますよ。


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