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11/14 犬の日記
11/14 晴れ
今朝は久しぶりに犬の散歩に行った。
家を出る時、犬を抱いて階段を降りる瞬間が好きだ。まだリードを装着していない状態の犬は、私の胸にすっぽり収まる。マンションのエントランスから少し進んだところで犬を地面に降ろしリードをつける。犬はこの時、少し尻尾を振る。その姿を見て私は嬉しくなる。よし、寒いけど行こうか。久しぶりに一緒に歩くのだからゆっくり歩こう。
公道に出て最初の角で犬は立ち止まった。振り返って私を見る。私も犬を見る。3秒ほど見つめ合って、犬はすぐさま家の方向に足を進めた。
直感に従い迅速な判断を行う犬なのである。得意げに、すこし足早に、道なりにある急斜面の坂を下っていく。その早さにつまづきそうになりながらも私の口元は緩む。
寒いよねぇ、早く帰ろう
そうしてエントランスの前でリードを外し犬を抱きかかえる。私は階段を上がるのが嫌なので、帰りはエレベーターに乗る。早くお家に帰ろう。
家に着き、犬の足を洗う。
お洋服を脱いだ瞬間、犬から冬の朝特有の少し冷たさが残る外の匂いがする。
私が散歩用のバッグを所定の位置に戻す頃、犬はリビング中を駆け回るのだ。
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