見出し画像

雲外蒼龍

時代に刻まれたコロナ禍下。
世界と距離を置いた空間に自分の人生の生きかたを問い続けてきました。

特化してそれほど詳しい訳ではありませんが…
ただ、感覚的に元々、美術館等の芸術鑑賞することが好きなので、不思議と自分の人生でも出逢わせていただくことがありました。

ご縁いたいだいた…
『西元裕貴』さん。


当時、風情のある街並みを抜け、ギャラリーに辿り着いた地球の世界観。

目を閉じると…
今でも鮮明に浮かんでくるほど美しい世界を今でも明確に覚えています。

初めて西元さんの個展にお誘いいただいて伺った時、同時、担当されていたスタッフの方に西元さんが志された道や作品に魂投じられる姿、作品の過程等を伺い、教えていただきました。

出逢わせていただいた時には既に…
更なる世界へ出ていかれるであろうことは、命を吹き込まれた作品から放たれていました。

『実際、どんな方なのだろう…
 出逢う日は来るのだろうか。』
ふっと脳裏によぎる想いを馳せたまま。

月日は流れ…
縁がまた結ばれる日がきました。

https://note.com/yuki_nishimoto/n/ne34f9dcf9378
【西元祐貴noteより】


縁のなかに大切な人たちが注いだ時間があるとしたなら…これ以上、尊いことはないということをいつも感じています。


「西元は、普段、世間には出ないんです。作品に生きているというか。」
数年前の個展で伺っていたスタッフさんの言葉が蘇りました。

今回、どれほどの覚悟と想い運ばれている日であることなのか。

この空間と生き続けてきた今に至るまでの西元さんの人生の時間は、常に正解のない世界。

『孤高』
という美を研ぎ続けてきた世界なのかもしれないと…足元に並べられた筆を観ながら時計の秒針を感じていました。


そして…
長い針が短い針と重なった15時。


深々と丁寧に深々とお辞儀をされた西元さん。

和紙に向かった直後…
眼が何かに移り変わった瞬間を垣間見たようでした。

人の背中は、常に生き様を物語ると言いますが…
西元さんの姿は、この言葉そのものでした。

お分かりでしょうか…

墨を持った左手から滴り落ちてゆく墨の流れに意を止めず…
筆に魂を宿されている姿。

西元さんが常にどう作品と向かわれているのか…
それは、ご覧のとおりです。

会場には、西元さんが筆と一体になる姿と、墨の鳴らす音がしばらく続きました。
そして、姿を現したかのような龍に息を呑み込むのも忘れてしまいそうになりました。

           【完成作品】

宿された和紙に留まらず、祈りをもって運ばれた龍の躍動感から神秘的な生命を感じる作品だと感じました。

最後に西元さんはインタビューをされて語ります。


我が身から生まれたものが、誰かの命芽吹くためのものになるばと言う祈りを龍に馳せ…

約1500年ほども前から継承されてきた福井県の伝統的な日本三大和紙でもある『越前和紙』にも敬意を示したものでした。


『僕は…
 人前でイベントは得意ではなく。
 特にライブペントは。

 僕は…
 仲間とスタッフを大切にしたい。
 それが僕にとっての本当の幸せです。』

こうして自分の心のなかに漲る
“正直な言葉”

常に西元さんは、道なき道を…
ただ、覚悟をもって、信じ、真っ直ぐに観て、歩み続けた。

そんな西元さんを観て…
この世界に響かないわけがないと改めて尊敬の拍手を贈り続けていました。

だから…
くまちゃんは感動したんだと実感できました。

      【おりられオジさん noteより】

『ものには、人が宿るんだよ。そこには、いつも人の命がある。』
いつもくまちゃんがそう諭してくれる言葉の意味がまた、深くなっていく瞬間でした。

      【おりられオジさん noteより】


現在もギャラリーは、期間限定で公開されています。

<開催概要>
「雲外蒼龍」西元祐貴陶墨画展 in 福井
■会期:2024年3月16日(土)~31日(日)
■時間:11:00-18:00 ※ 最終日は15:00まで
■会場:ART SITE 25
福井県福井市中央1-20-25 三井ビル
※入場無料

このnoteでも紹介させていただきたい作品がたくさんありますが、是非、実際に逢って体感していただきたいと願っています。

ここに展示されている作品全て…
価格がありますが、価値がつけられないほどの価値があると言えるのは、西元さんの生き様からお分かりになるかと思います。


ギャラリーに入室されたら…
1階の左右に掲げられた龍の作品が拝観できます。龍の姿が西元さんととともに飛躍した様を感じられます。

また、B1階に展示されている作品においては、掲げられている『詩』をご覧いただいた上で拝観していただきたいです。
それも敢えてここでは綴らないのも、ここに宿した魂を映したものだからです。

大切な生きる命の姿が…
ここに生きています。

この世界は、ここ数年で画面上で人と出逢えることが確実に増えました。
また、それに従って、機械を通じたデジタルの世界がさらに拡散して、容易に画面上で対面ができる機会も増えました。

今回の機会を通じて感じたことがあります。
『出逢う』
という意味。

くまちゃんが人に出逢い続けている意味。

実際に出逢う人、もの、ことの全て、実際に出逢うことで初めて気付きとなるきっかけになり、他も、自らをも、生かされるに繋がることなのだと教えていただきました。

ヒトツ。
喜びのもので行動を成すと、行動して初めて行動を信じられる自信になるものだということ。そして、出逢いが再会となり深まることを大切な人たちから教えていただきました。

自分は、この世界で耐えまなく磨き続けている志ある磨き続ける人たちを…
これからも応援し続けていきます。 

                      【HP ジュエラ株式会社】

        【出典 西元 祐貴HP】


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?