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【詩】冬来たりなば春遠からじ ※アナグラム詩

ゆらゆらと冬焦らし
瑠璃鳥は行き飛ぶ

ふかふかした雪から
顔出した蕗、鹿は囓る

はらはらと降る花々
鳩羽ばたき、白樺は薫る

りりり、
時折、ラジオから春は鳴る
ふふふ、
折々、菜花はただ語る

遥々時行き
大人と成り、
二人と為り、
母となる幸(ゆき)

白々した雪映ゆ丘
大きな花束抱き、冬終ゆる

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「冬来たりなば春遠からじ」(はるきたりなは ふゆとおからし)の14文字×11回、154文字のアナグラムで詩を作りました。思いついてから何日もかかってしまいましたが、本格的な春が来る前にぜひと思い、何とか完成。

アナグラム詩については、みえるさんの企画から。前に一度書かせていただいたのですが、限られた文字を入れ替えて表現を導く、これが難しくって面白いのです。詩書きの皆様も文字書きの皆様もぜひに。

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