見出し画像

インドでサファリ・Ranthambore National Park ランタンボール国立公園

ランタンボール国立公園のサファリ当日。早朝のロビーでコーヒー飲みながら待っていると来ました。迎えに来たのは6人乗りのオープンジープ。ドライバーさんの他にガイドさんもいます。

迎えに来てくれたガイドさんがホテルスタッフから渡されたコーヒーを手に取り出発です。

インドの予定を立てる時、サファリに行くことが目的なので、行けるの当たり前と思っていたけど、現地に到着してホテルの人に滞在中の予定を聞かれ、サファリに行くことを伝えると、予約はしているのか?との質問。「?」そうですよね。質問されて初めて手続きが必要なことを知る。別に難しいことは何もなく、誰でも受け付けてくれるけど無料ではないし、日によってはアレンジが難しかったり、希望の日に行けないこともあるらしい。事前予約が必要なことをこの時初めて知ったのでした。また異なるルートが幾つかあるので、一回だけでなく数回行くことを勧められる。なので言われるまま翌日の午後からのツアーにも参加予約をしたのでした。

野鳥の種類が多いのも有名で、私が滞在したホテルにも野鳥のツアーで来ていたグループがいましたね。サファリツアーに参加して、珍しい野鳥を撮るらしい。

出発時、参加者は私だけ?と思っていたら、あと一組をAman-I-Kahs(アマニカス)でピックアップして行くとのこと。アマニカス!私が最初に宿泊したいと思ったホテル。でもここで一人の宿泊は寂しいと思って断念したホテル!そのホテルへ行ける!ラッキー!

スクリーンショット 2020-02-26 15.23.34

(↑ここですAman-I -Kahs)

画像7

(↑宿泊先Kothi resort)

ジープに同乗したのは白人の40代〜50代の大柄な男性。奥さんも一緒の予定だったけれど、具合が悪くて不参加。6人乗りのオープンジープには、ドライバー、ガイド、私と白人男性の4人のスモールカンパニー。アットホームな感じでサファリに出発です。

(サファリ終了後に、そのアマニカスに宿泊している方の計らいでホテル内を見学させてもらいました!私の宿泊していたKothi Resortはcasual & healthyな雰囲気。アマニカスはluxury & calmな感じしたな。なんか色っぽいのよ。見学させてもらって、やっぱ一人で宿泊するところじゃないわね、と確信したわ)

ジープにはブランケットが用意してありました。出発時はさほど気にならなかったけど、寒い。オープンジープなので走り出すと寒い。サファリの途中「寒い」、が頭の中を占めている時間がありました。大判のパシュミナを持参したのは大正解でした。膝から下にブランケット。パシュミナは頭から被ってましたね。インドの早朝は寒いのですね。

サファリ初日で学んだことは防寒大事、服装大事、ということ。私はスポーツウエアを着用して、パシュミナを持参したことは良かったけれど、サングラスを持って行かなかったのは大後悔でした。朝の日差しが眩しいことと、道によっては砂塵がすごい。なので2回目のサファリではストールを頭からかぶって首元で巻き、サングラスをしてウインドブレーカーを着用。足元はトレッキングシューズ。これで万全でした。でも2回目は午後からだったのでちっとも寒くなかったけれど。

画像1

サファリの出発ゲートに着くと、すでに団体さんやグループの車がお待ちかね。一台ずつ間隔を開けながら出発です。初めての体験。ものすごくドキドキワクワクします。どんな景色なんだろう、どんな世界なんだろう、何があるんだろう・・・もう頭の中、心、全部ワクワクしかありません。未知の世界に足を踏み入れて行くって興奮するのね。映画ジュラシックパークで見た、車がゲートをくぐって恐竜を見に行くときのような感じかな?大袈裟かな?

パーク内は様々な動物を見られることはもちろんですが、普段見ることのない景色に目が奪われます。ジャングルのように樹木が密生しているところや、枯れ木が続く荒涼とした大地、赤土に覆われて岩石が転がるデコボコ道。どんな景色も新鮮です。初日に見た景色と2回目に見た景色は全く違っていたのも感動でした。

画像2

サファリではトラを見るために、ドライバーさんとガイドさんは他のチームと頻繁に無線でやり取りしてました。どこかでトラの新鮮な足跡を見つけた、という情報が入ると、ジープはその方向に走り、トラを見つけた時は「タイガー、タイガー」と大声で何度も叫び、それまでバラバラに走っていたジープが、トラのいるその場所に一斉に集まって来てトラの観察です。

画像3

私が見たのは動いているトラでなく、樹の下で横たわるトラ。一頭だけでしたが、ガイドさん曰く、名前もついている有名なトラだそう。トラに出会えるのはラッキーなことのようで、たしかに2回目のサファリでは出会えなかったのよね。

同行したガイドさんはカメラマンでもあるらしく、いかにも高価そうな望遠カメラで、横たわるトラを撮り続けてました。集まって来たジープからも、立派なカメラ機材を持っている人がいて、後で聞いてナルホド、でしたけど、趣味だけでなく、動物の生態を知るための資料としたり、専門誌で発表したり、と様々な活用の場があるそうなんです。彼らが撮るのはもっぱらトラのみで、トラ以外には興味がないらしい。トラビジネスがあるんですね、きっと。

早朝スタートで、朝陽が昇り、ゆっくりと暖かくなって行く感じや、あちこちから聞こえる鳥の鳴き声、ジープの移動とともに樹々の間から漏れる朝陽がチラチラする感じ、楽しめるのは動物だけじゃないな、と思った1日目のサファリツアー。

2日目の午後のツアーでは、高台から眺めた壮大な大地と、帰りのジープから見た圧倒的に美しい夕陽に心震えたのでした。

滞在中にランタンボール国立公園にあるランタンボールのお城へも行きましたが、高台にあるそのお城には寺院があって、皆そこに向かって裸足で歩いて行きます。一緒に行ってくれたガイドさんの勧めで私も参拝をしましたが、遺跡を見学するよりも、参拝が目的で訪れる地元の人が多い感じしましたね。

画像4

ランタンボール国立公園は、雨季の間は閉鎖されるようですが、雨季のランタンボールは幻想的なんだろうな、と思います。雨のサファリも体験してみたいな。

画像5

(このお猿さん、カメラ向けたら”フンッ”って顔してこの姿♡)

Life Tips : Life is about courage and going into the unknown. (The Secret Life of Walter Mitty)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?