雨上がりに絵描きが見つけたもの
物語『小さな虹』を成長させて復活を試みたい
駐輪場で小さな水たまりを見つけました。光っていました。
のぞき込むと向かいの家の樹木が、逆さまに映っています。
幼きムスコくんが、
「ちっちゃいにじみつけた〜!」
と、興奮気味に私の手を引き、小さな水たまりの上にできた、小さな虹を発見した時のことを思い出しました。
あの頃、そのあまりにも規模の小さ過ぎる、不思議な虹からインスピレーションを得て、書き始めた物語……。ずっと未完のまま忘れていました。
で、先程、駐輪場の水たまりを見た、気まぐれ絵描きの脳裏に、突然未完の昔の物語がモヤ〜ッとよみがえり、今こそ再構築しようではないか! といきなり思い立ったのです。
少し前に、ようやく長きにわたる、重たいテーマの長編小説( まだ未発表) を仕上げ、今は、今夏に控えている展覧のための作品制作に、薄いおシリをペシプシ! 叩かれているというのに、気まぐれの悪いクセが……。
「先にやらなければならぬことがあるだろ!」との、心の声を無視したい衝動にかられています。
視点を変えて再構築
かつては絵を添えて、童話仕立てにした当時の原稿は、引っ越しとともに、もはや雲隠れしています。
今こそその物語を、大人からの視点に変えて、再構築してみようかと思いついてしまったのです。
うまくいくかわからないけれど、ちょっと挑戦してみようかしら。そして、未完を完結させるのだ! 気まぐれ絵描きの気がまぐれでないことを祈って。
表題は当初と同じ『小さな虹』でいいかなぁ。
進めていくうちに、なんか思いつくかもしれないので、気ままに意気込んでみようと思います。
頑張って、次につなげるぞ!
ひとり意気込みの、物書きになりたい絵描きの独白を、言いふらしてみました。
時に、雨の季節の花といえば、やっぱり『紫陽花』だろうか。
通りかかった地元の城址。
本来、特に花は、接写の方が断然好みなのだが、せっかくなので、そこにあふれる紫陽花を。
雨の日にかくれんぼしたら、きっと勝てますな!
「雨の日はかくれんぼ」
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