83歳の母、オーディオブックにハマる。374冊を完聴！【audiobook.jpユーザーvoice】
みなさんは、オーディオブックをどんな風に聴いているのでしょうか？オーディオブックを活用し、生活に役立てているユーザーの皆様の声を集め、紹介していきます。
今回は、83歳で目が不自由ながらもタブレットを使って聴いているお母さま（インタビュー対応は娘さまの大西さん）。もともと読書が大好きなお母さまの緑内障が進んでしまい本を読むことが困難になってしまいました。大西さんを通して大好きな本を聴くことの良さについてお伺いしました。
読書好きな母が緑内障に。読む本から聴く本へ。聴いた本は3年で374冊
――大西さんがお母さまのためにオーディオブックのサービスを見つけてくださったそうですね
大西：母は一人暮らしなのですが、緑内障で日に日に視力も低下してしまい、大好きな読書をするのが難しくなってしまいました。趣味など好きなことをする時間はあるけど、目が見えないことで活動が制限されてしまうこともあり、本を朗読してくれるサービスがないかを探していたところオーディオブックを見つけました。
――聴く本は複数サービス展開されていますが、audiobook.jpに決めた理由はありますか？
大西：操作性や本のラインナップ数、手に取りやすい価格帯などを総合的にみてオーディオブックが一番、母に合いそうと思い決めました。主要なオーディオブックを3社ほど、お試し期間を利用してすべて使ってみましたね。
――選んでいただきありがとうございます。記念すべきオーディオブックではじめて聴いた本はなんだったんでしょうか？
大西：母がはじめて聴いたのは『のぼうの城』（著者：和田竜、出版社：小学館）でした。当時、聞き放題で聴ける期間があったので薦めてみたら「すっっっごい、楽しい！」という反応で（笑）
歴史物が好きなのですが、いつのまにか宮本武蔵シリーズをいっきに聴き終えていて、すぐオーディオブックにはまっていました。小説をよく聞いています。母の生活に楽しみができて本当によかったです。
――オーディオブックがお母さまの楽しみになっていて私たちも嬉しいです。どんなときに聴いているのですか？
大西：タブレットをあちこちに持っていって聴いているようです。いつでも聴いているというよりは、母なりに「夜の数時間だけ聴く」などマイルールはつくっているようですが（笑）。
母の周りもだいたい高齢なので、友人との電話で聴いた本の話をして、おしゃべりも盛り上がっていると聞いています。
――オーディオブックの啓蒙までしてくださってありがとうございます！今まで聴いた本は何作品くらいですか？
大西：今まで聴いた本は374冊になります。母は昔、オーディオブックがない時代に目の見えない人にカセットテープを使って朗読するボランティア活動もしていたくらい読書が好きだったんです。まさか本人がオーディオブックにお世話になるとは思っていなかったと思いますが今、オーディオブックは母の生活に欠かせない存在です。
デジタル利用は母と娘の二人三脚で乗り越える
――目が見えないなかで、お母さまは主に何でオーディオブックを聴いているのですか？
大西：タブレットで聴いています。はじめ母はタブレットやスマートフォンを使ってみることに苦手意識があるのか嫌がりました。ですが、オーディオブックを聴くために必死に覚えたんです！
スマホやタブレットは画面が平面なので、間違えてアイコンをタップしてしまうこともあるのですが、オーディオブックはシンプルなつくりなので、なんとなく再生ボタンの場所や読みたい本を選ぶにはどこを押せばいいのかわかってきているみたいです。
――デジタルを使うことに苦手意識を持つシニア層は多いと思います。今はお母さまのサポートを大西さんがされているんですね。
大西：そうですね。特に70～80代の高齢者はスマートフォンやタブレットに慣れていない方が多いです。聴きたくてもスマホやタブレットを持っていないこともあります。
間違った操作をしてしまったときや、わからないことがあれば、私がサポートしています。主に作品をダウンロードして、母が本を聴ける状態にしているのですが、母は聴き終えるスピードも早いのでどんどんライブラリに追加していますね（笑）
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タブレットを駆使する83歳のお母さまは、大好きな本を「聴く」ことが生活の一部となっているそう。大西さんの手厚いサポートもありデジタルの活用も前向きに取り組んでいます。目は見えなくても聴くことはできる。「audiobook.jp」は、シニアライフを充実させる一つのツールにもなるのです。
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